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第37話

Author: 星柚子
奈穂が沈黙を守っているのを見て、馬場はそれ以上この件には触れず、ただこう言った。

「二日間入院して経過を見たほうが安心だ。心配しないで、僕が介護士を手配して君の世話をさせるから」

言葉が終わると同時に、正修が外から入ってきた。

「水紀を訴える件は、もう手配した」

少し間を置き、彼は続けた。

「ただし、覚悟しておいてほしい。現状では、彼女が数日間の身柄拘束で済む可能性が高い」

何と言っても奈穂の被害は軽微だった。

もし伊集院家がさらに手を打てば、身柄拘束すら免れるかもしれない。

だが、正修は彼らの思い通りにはさせないつもりだ。

「大丈夫です」

奈穂は笑った。

彼女も今回のことで水紀に実害を与えられないことは承知していた。

奈穂が望んでいるのは、この出来事が記録として残ることだった。

これだけで、水紀が自分に対して深い悪意を持っていることが証明される。

将来、あの交通事故の真相を暴く時、もしかしたら、このことが役立つかもしれない。

正修は奈穂を見て頷き、さらに言った。

「女性の介護士を手配した。この二日間は入院して経過を見たほうがいい。彼女が君の世話をしてく
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岡田由美子
良い感じ! あなたは幸せになる権利があるよ!
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