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ep09.偽りの後継者

작가: 理乃碧王
last update 게시일: 2026-04-16 20:58:20

灰燼かいじんに帰しなさい――赤の火弾レッドショットッ!」

 ラナンは有無を言わせず、両手から灼熱の火球を放った。

 スキル『二連詠唱』による、タイムラグのない連続攻撃。

 殺意の照準は、祭壇の中央で錫杖を構えるゲレドッツォへ正確に向けられていた。

「ゲレドッツォ様!」

「我らの命を盾とし、御身をお守りするのだァ!!」

 火球が届くより早く、二匹のオークがゲレドッツォの前に飛び出した。

 身を挺して肉の盾となった彼らに魔法が直撃し、紅蓮の炎がオークたちを包み込む。

 断末魔すら上げず、彼らは文字通り灰となって崩れ落ちた。

「イ、イカれてやがる……」

 フサームが、信じられないものを見る目で呟いた。

 俺も同感だった 。己の命を投げ出してまで守るべき主君なのか。

 あのオークたちは、自分たちが『使い捨ての駒』として処理されたことに気づいてすらいない。

「あなた達、騙されているのよ! 私達の狙いは、そこの魔王の偽物ゲレドッツォだけよ!」

 ラナンが残りの魔物たちに向かって叫んだ。

 彼女とて、理不尽な指導者に踊らされているだけの同族たちを無闇に殺したくはないのだろう。

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  • 偽典のダーク・ブレイブ   ep39.退場者の微笑み

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  • 偽典のダーク・ブレイブ   ep15.魔剣アレイク

    「――よく来たね」 黄金の玉座に座り、足を組んで俺たちを見下ろしているのは魔王イオだ。 ラナンは即座に歩みを止めて恭しく跪いたが、俺は未だに立ったままだった。「魔王様に頭を下げなさいよ」「堕ちた人間に誰が――」「あなたねえ……もう何度目よ。自分の置かれた立場をわかってる?」 俺の不敬な態度に怒るラナンを見て、魔王はコロコロと楽しそうに笑みをこぼした。「いいよ、ラナンちゃん。ボクは彼のこういうハネッ返りな性格、嫌いじゃないからね」(……あの異様な剣は……) イオの右手には血のように赤黒い刀身を持つ、禍々しい両刃の剣が握られていた。 見ているだけで、吐き気をも

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