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第10話

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そこには月子の姿はもうなかった。

だが、彼の見間違いではなさそうだ。あの運転手は女だった。

それも当然だ。月子の目には静真しか映っていない。他の男が入る余地などないはずだ。

……

車は安定して前へ進む。月子の頭は真っ白だった。

どうしても過去の誕生日と比べてしまい、考えるほど辛くなる。

しばらくして、月子はゆっくりと口を開いた。「あと25日」

彩乃は彼女が泣き喚き、不平不満を並べ立てるだろうと思っていた。まるで未練たらたらの女のように。

愛する男が他の女といるところを目撃するのは、大きなショックだ。

まさか「25」という言葉が出てくるとは思わなかった。

「25って、何?」

月子は「手続期間よ。25日経ったら、彼と離婚届を出しに行くの」と言った。

彩乃は月子の目に揺るぎない決意を見た。

静真はハンサムで、まだ28歳。若い。

入江家はK市でも有数の名家だが、彼が入江グループを継いでからは、大胆な事業改革を行い、グループを新たな高みへと導いた。今ではK市に新興富裕層が次々と出現しているが、入江家は依然としてK市の頂点に君臨している。

静真は、気品、学識、手腕、ど
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تعليقات (1)
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中川さおり
最低な旦那だな奥さんに愛情がないなら最初から嫁に貰うなよなんでヒロインを嫁にもらったんだ?意味がわからん
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