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第789話

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一樹にはそうとは思えなかった。

それに自分も友達として、静真が二人の赤ちゃんを好き勝手に扱うのを黙って見ているわけにはいかないからだ。

一度この世に産まれてきた以上、それはもう授かった命だ。だから、これから思い通りにならないことも、きっとたくさんあるだろう。

そうなればきっと静真も、好き勝手にできるはずがないのだ。なにせ、自分が止められなくても、まだ正雄がいるんだからな。

二人の赤ちゃんを可愛がってくれる相手さえいれば、みんな静真が無茶をするのを止めるだろ。

もちろん、静真という男はいつも予想以上のことをしでかす。それは一樹も否めなかった。

静真は欲しいもののためなら、なんだってするやつだ。

実際のところ一樹自身は、正雄の誕生日の前に隼人と月子が手をつないでいるのを見て、一気に心が折れた。その記憶は、まだ新しかった。

まるで、いきなり運命を突きつけられたようだった。月子へのアプローチを考えていたのに、行動する前にゲームオーバーになってしまったんだ。

今でも、行動が遅すぎたと一樹は後悔している。

その後更に、静真が打ちのめされ、プライドも何もかも捨て、飲まず食わずで、
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