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第866話

Autor: 歓乃
夕方になり、克哉と交代で梓が入ってきた。

しかし、凛の手首を見た途端、顔色を変える。

「先輩、その手どうしたんですか?」凛の手首には、細かな傷に消毒液の跡がいくつも残っていたのだ。

「大丈夫。試作機の金属部分でちょっと擦っただけ」

幼いころ山で薬草を摘んでいたとき、棘のある草木に引っかかれてできた傷と大して変わらない。それに、数日もすれば治るため、凛は気にも留めず、すぐ仕事の話に切り替えた。

「防護センサーは、佐野先生とかなり詰めたから、明日、もう一度藤堂部長と最後の調整をする。今夜は低温環境での稼働時間を優先しよう。もう時間がないから、ここは絶対に終わらせたいの」

実験室には、低温環境を再現できる小型の試験設備がある。二人は庫内温度を段階的に下げていった。マイナス10度、マイナス20度……温度が下がるにつれ、画面上の消費電力は跳ね上がり、赤い警告表示が何度も点滅した。

凛はデータを凝視しながら、手元のメモに猛烈な勢いで計算を書き込んでいたが、対する梓は今にも泣きそうな顔をしている。

時間はもう深夜で、発表会も目前に迫っている今、焦るなと言われる方が無理だった。

梓は
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Comentários (3)
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モカ
今日は海斗の乗馬クラブでも行くんですかね?それとも走りに行くんですか?美雪のことはどうなったのですか??策先生はどうしているのかなぁ。遺棄したのが凛の母親でした。ではいつ逮捕されるのでしょうか…。海斗の誕生日会なんですかね?
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モカ
去っていった人が一声だけでもかけて出ていったことに感謝すべきだと思います。何も言わずに去る訳ではなかったのでそういった人の気持ちも大切にして下さい。
goodnovel comment avatar
モカ
どうせ、その出回った写真なんか海斗の親族なんじゃないの?それで?だとしてどうなるの?どんな話を作るの?知らんけど。
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