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第153話

Penulis: かけるに
中から物音がしなくなるのを待って、礼都が病室のドアをノックした。

梨沙はすぐにドアを開けた。

「土岐さん、お目覚めになったんですね」

礼都は軽くうなずいた。その目には、夜の闇のような深い色が宿っている。

「千暁から、望が目を覚ましたと聞いた」

梨沙の顔がぱっと輝いた。

急いで礼都とともに集中治療室へ向かう。

千暁は集中治療室の中で、望を入念に診察していた。

異常がないことを確認すると、望は一般病棟へ移された。

ベッドに横たわった望は、小さな頭を傾けていた。

全身麻酔の影響でまだぼんやりしていたが、それでも懸命に目を開け、梨沙の指に自分の指を絡ませている。

千暁は梨沙に説明した。

「人工内耳の音入れは、一週間ほど後になる。傷口が完全に治るのを待つ必要があるので。

埋め込んだ人工内耳は現在、世界でも最先端の機種。耐久性も十分にあるので、ご安心を」

梨沙は何度もうなずいた。

しばらくして、千鶴と秋子がやって来た。

二人は果物を提げている。

秋子はにこにこしながら梨沙の前まで来た。

「このスープは、私がちゃんとそばで見ながら作ってもらったんだよ」

梨沙は親
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