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第189話

Author: 青ノ序
いつも出前を取るか、家政婦に頼むかだ。

「湊を殺してやりたい!」

明里はソファに倒れ込み、苛立ちをぶつけるようにテイクアウトの箱を叩き壊した。

「湊ときたら!あんまりにも横暴よ!」

綾が味わわされた仕打ちを思い出し、明里は切なさに目を赤くした。

「いい方向に考えよう。これで中野家に育ててもらった恩は全部返したんだから」

人生はまだ続く。綾は過去の6年間のせいで自分の残りの時間を無駄にしたくはなかった。

誰かを恨むのは簡単でも、憎しみだけで毎日を送るのは、あまりにも辛いことだった。

心の中で自分に問いかけてみても、本気で復讐を遂げ、湊をどん底に突き落とすことなんて到底できなかった。

明里はやり場のない怒りに口を尖らせた。「年末まで離婚するの待つ気なの?」

「焦らなくていいわ。湊が半身不随を装っていた証拠は手元にある。いつでも離婚できるわよ」

「それならすぐにでも縁を切って、遠くへ逃げちゃえばいいじゃない?」

綾は鼻で笑った。「離婚すれば、凪が正々堂々と彼の隣に収まるでしょ?そんなの、凪が得するだけじゃない?」

今や主導権はこっちにある。この最低最悪な結婚生活でさ
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