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第578話

مؤلف: 青ノ序
湊がノートパソコンの画面から視線を外し、開いていた企画書を見ると、その表情は陰った。

綾が明里と共に会社を立ち上げると決めたとき、湊は力になりたいと申し出た。だが断られ、詳細なビジネスプランについても聞かせてもらえなかった。

それなのに今、健吾は綾のパソコンを使って企画書を読み込み、遠慮なくダメ出しまでしている。

健吾に敵わないのは、身体的な理由だけではないと、湊は知っていた。

だが二人が離婚した今なら、少なくともまだ自分が競い合えると思っていたのだ。

それなのに、今の自分はあまりにも無様で滑稽だ。

同じように綾を傷つけた存在でありながら、綾は健吾のことだけは許し、寄り添おうとしている。

自分に対するのは、他人行儀な礼儀と、わざとらしい拒絶だけ。

湊の本心に気づいていない綾は、会話を遮るように言った。「湊、先生は明日退院していいって。だから、もう帰って休んで」

湊は健吾を一瞥し、「山下さんもいないんだ。今夜は俺が残って子供の面倒を見るよ」と返した。

だが、綾が留まらせるはずはなかった。湊は身体が弱く、夜更かしなどできないからだ。

それに夜泣きすれば、大人の休息を妨
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