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第 253 話

Auteur: 柏璇
「明菜?」

直政の視線がそちらへ向いたとき、パラソルの下に座る従妹の姿が目に入った。白い木蓮の花のように、楚々とした美しさがあった。

この従妹には、世界のどんな美しいものでも似合う――直政はいつもそう思っていた。

明菜が立ち上がって駆け寄る。「お兄さんもここに?」

「うん。人を招待しててね」直政は蒼司たちに明菜を紹介するつもりはなかった。

明菜と彩乃が仲がいいことを、彼は知っているからだ。

明菜の視線の先には、少し離れた場所で車椅子に座る蒼司と、二人の女性がいた。

真理のことはもちろん知っている。もう一人は……どこかで見たことがあるような。

すでに夜の帳が降り始め、距離もあるせいで顔までははっ
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