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第6話

Author: 甘茶ニーニー
私と彼の間、これからはもう何の関わりもない。

同じ頃、渡はオーダーメイドのスーツで身を包み、ホテルの宴会場で愛想を振りまいている。

この結婚式の最大の目的は、財界の大物たちとのコネクションを作ることにある。

彼にとって玲奈は、成功した人生に華を添えるための、ささやかな飾りに過ぎない。

だが、グラスを掲げる渡の手が突然びくりと震えた。

零れた酒がスーツを濡らす。彼の心も波打っていた。

何かが……自分のコントロールを離れてしまったような感覚。

彼は周囲を見渡したが、特におかしな点は見当たらない。

ポケットの中のスマホが震え、画面を開くまでは。

ピン留めされた連絡先から下へとスクロールし、やがて私からのメッセージにたどり着く。

【共白髪になるまでお互いを苦しめるくらいなら、一層全てを今に終わりにしましょう】

【あなたの幸せを祈ってるわ。私と咲も他のとこに行くから、もう二度と会うことはない】

渡はスマホを力強く握り、手の甲に青筋を浮かべた。

彼は無意識に私を探しに行こうとしたが、結局手の届く栄華を捨て去ることはできなかった。

時間を確認する。結婚式が終わるまで、あと
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