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第184話

Author: 春さがそう
「隼人!」

玲子は目を赤く腫らし、もはやブランド品に身を包み、クロコダイルのバッグを持つ姿ではなかった。

彼女は中へ入ると、涙ながらに隼人を見つめ、声を詰まらせた。

「本当に陽向を連れて出国するつもりなの?この子はまだ小さいのよ、そんな無理に耐えられないわ」

その言葉に、隼人は冷ややかに彼女を一瞥した。

「陽向はお前が思っているより強い。それに、俺たちはすでにお前と縁を切ったんだ。黒川玲子、お前はもう俺の叔母でも、陽向の子の大叔母でもない。俺たちのことに口を出す資格はない」

玲子はその言葉に心を刺された。

彼女は深く息を吸い込み、尋ねた。

「私が以前したことが紗季に申し訳なかったのは認めるわ。でも、私もあんたのおばあ様の言うことを聞いて、あんたと美琴が一緒になるように願っていただけなのよ。それも間違いだったっていうの?」

「お前とこんなことを言い争う気はない。祖母はもう亡くなったんだ。彼女の言葉を盾にするな。祖母が生きていたとしても、子供が実の母親と一緒にいられないのを見て見ぬふりをするはずがないと、俺は信じている」

隼人は無表情で歩み寄り、玲子を見下ろした。

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あんこ
お前の甥の方が紗季にふさわしくないわ
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