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【第8話】共犯者の誓い

Auteur: 櫻恭史郎
last update Date de publication: 2026-07-14 18:10:49
 部屋に戻ったセラは、その日、一睡もできないまま夜を明かした。

 胸の中で、己の実家であるローゼンタール家への疑いは、徐々に怒りへと変わり、夜が明ける頃には決意へと形を変えていた。

 このままでは、きっと、だめよ。

 ローゼンタール家は、おそらく、セラがすぐ魔獣と化したジェイド王子によって、切り裂かれるか、瘴気によって命を落とすか、どちらにせよ、不要なものを捨てるように黒曜宮へと追いやった。

 最後に見た家族の様子を思い出す。

 まさか、セラが、呪いの瘴気まで消し去るとは、考えてもいなかっただろう。姉のオディールは、はっきりと、セラの死の予兆を喜びさえしていた。

 しかし、セラは生きている。

 ローゼンタール家の致命的な誤算かもしれない。

 セラは、自身のことを初めて一人の人間として扱い、尊厳を与えてくれた婚約者のジェイドが、ローゼンタール家の悪意によって傷つけられているかもしれないという事実を、ゆるせなかった。

 すべてを伝えよう。

 たとえ、その結果、ジェイドの優しい態度が失われてしまったとしても。

 それでも、彼の役にたてるのなら……。

 昼下がり、セラはいつものようにジェイドの
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