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第十六話「夜の訪問者」

ผู้เขียน: ひなた翠
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2026-01-27 15:42:22

 妊娠を告げた後、レオニードが僕を抱く理由はもうなくなったはずだった。なのに昨日、寝室にいろと言われて、僕は抱かれた。

 今夜は、僕は自分の自室で横になった。

 窓から差し込む夜の光が、カーテン越しに柔らかく部屋を照らしている。もうさすがにないはずだと思いながら、天蓋を見上げる。

 憎んでいる家のオメガを引き取り、伯爵になる引き換えに結婚してやっただけ。

(僕が子どもがほしいとお願いした)

 レオニードにとっても後継者ができたのなら、もう抱く必要もない。生まれた子が女の子だったら、『もう一人』となるかもしないが。年齢的に間に合うかどうかはわからない。

 夕食を終え、入浴を済ませて自室に戻った。侍女が寝衣を着せてくれて、髪を乾かしてくれる。寝台に横になり、本を読もうとしたが文字が頭に入ってこなくて、諦めて本を閉じた。

 暖炉の火が揺れ、パチパチと木の爆ぜる音が静かな部屋に響く。早々にベッドに潜り、目を閉じて、眠りにつこうとした。

 ウトウトとしかけたところで、部屋の扉が勢いよく開いた。

 足音が一直線に寝台へと向かってきて、毛布が捲られる。冷たい空気が身体に触れ、思わず身体を縮めた。

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