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第5話

مؤلف: 山田奈々子
個室の空気が、一瞬で凍りついた。

さっきまでの笑い声もざわめきも、まるで刃物で断ち切られたみたいに消え失せて、残ったのは気まずい沈黙だけだった。

さっきまで得意げに笑っていた顔が、笑みを引っ込める暇もないまま、驚愕と狼狽と信じられないものを見るような表情に変わっていく。

直樹の顔からは、さっと血の気が引いた。

杏奈を抱いていた腕も、宙で固まったままだった。

杏奈に至っては、本当に化け物でも見たかのような顔をしていた。

「な……なんで、あなたがここに?あんたって、ジュエリー店の店長じゃなかったの?」

「やめろ」

直樹が杏奈の腕を引いた。

杏奈は怯えた目で私を見た。

そして何かに気づいたのか、反射的にまだ膨らんでもいない自分の下腹部を押さえた。

「ゆ……雪ちゃん?」

真っ先に我に返ったのは直樹だった。

彼は杏奈から手を離し、私のほうへ来ようとした。顔には、泣き顔みたいにひきつった笑みを無理やり貼りつけている。

「どうしてここに?お義父さんのところにいるんじゃ……」

「父のところにいると思っていたから、安心してここで、あなたたち清水家の未来の『希望』を祝う宴まで
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