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第7話

Penulis: 紗々
私は心臓をぎゅっと掴まれたような息苦しさを覚えた。

大学時代、慎吾は生徒会の会長で、私は文化部の部長だった。

慎吾はいつも優しく、イベントの後片付けを手伝ってくれたり、遅くまで会議をした後には食事をご馳走してくれた。

私は、てっきり先輩の親切心だと思っていたし、卒業後、慎吾と司が仕事でやり合っている時も、単なる商売敵なんだと思っていた。

それに、今回慎吾が祖父の件で力を貸してくれて、入籍することになった時も、友人として義理堅いだけだと思っていた。

これまで深く考えたこともなかった。

「結局のところ、君が幸せならそれでいいって、そう自分に言い聞かせてきたんだ」

ようやく顔を上げた慎吾が、私をまっすぐに見つめる。

その瞳には、10年もの間抑え込まれてきた深い愛情が詰まっていた。

穏やかな湖のように静かだが、底知れない想いがその奥に秘められている。

「でも、九条は違った。

君を簡単に手放した。

なら、俺のものにするしかないだろ?」

私は慎吾をただ呆然と見つめることしかできなかった。

10年。

誰にも知られずに、一人の人を想い続けられるだろうか?

帰りの車内、慎
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