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第 43 話

Author: 江上開花
たとえ碧唯のことがどんなに好きでも、碧唯をここにずっと置いておくわけにはいかない。

夕食を食べた後、亜夕美は碧唯を連れて警察署に行った。

「ママとパパを探してあげる」と言うと、碧唯は亜夕美に抱きついて号泣した。「ママ、置いていかないで!パパのところには帰りたくないの。パパは私を叩くし、ごはんもくれないし、ほかに好きな人もいるんだよ……」

その訴えに、警察の視線は一気に警戒心が高まった。亜夕美はなんとも気まずい思いをした。

結局、身元確認もできず、届け出すらうまくいかなかった。それどころか、若い警察官に社会的責任と法的義務のような説教までされてしまった。

警察署を出た頃にはちょうど夕暮れ。

西の
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