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第1010話

Author: かおる
雲井家の面々の顔色は、一斉に険しくなった。

まさか星が、悪人先に告状するだけでなく、とぼけきるとは思っていなかったのだ。

短気な忠が、真っ先に堪えきれなくなる。

彼は星を指差し、怒鳴りつけた。

「星、いい加減にしろ!

お前がやったことを、俺たちが知らないとでも思っているのか!」

星は、心底驚いたような表情を浮かべた。

「兄さんの言い方だと、追ってきた人が誰なのか、もう分かっているみたいね。

どうやら、自分が何を間違えたのか、誰の恨みを買ったのか分かっていないのは、私だけのようね」

彼女は本気で尋ねるかのように首を傾げる。

「それなら教えて。

私はいったい、どんな極悪非道なことをして、命を狙われるほどの罪を犯したの?」

忠は反射的に口を開いた。

「お前は明らかに――」

だが、一言発したところで、言葉が詰まった。

忠は気づいてしまったのだ。

星が先に放ったあの一連の言葉によって、彼らは完全に追い込まれていることに。

――命を狙われた、命を奪おうとした、命を落としかけた、仇敵。

あまりにも刺激的で、重すぎる言葉の数々。

忠の顔は、平手で打たれたかのように
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Comments (22)
goodnovel comment avatar
にくきゅう
仁志、めっちゃかっこよすぎやろー!!!!! けど、けど、けど このカーチェイスの下りいるー????? 早くざまぁみたいっちゅうねん もう、星のクズ家族と玲央がウザクズすぎてイライラしすぎて頭痛がする ここまで引っ張るんやから、これ以上ないぐらいのざまぁ思いっきり期待してます
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nocccoo
ゆーいさん 今日は凄く楽しみです! 仁志が凄くって読んでる間、ドキドキニヤニヤが止まらないんです。 優芽利の恋愛脳が雲井家と司馬家を崩すのも楽しみで。 私も「種は…」の状態、すっごく好きてす! すごくばっかり書いてますね(笑)
goodnovel comment avatar
ゆーい
今日の更新が楽しみですね! 恋愛脳で会社に入るって星の事を見下してた明日香達がユメリの恋愛脳によって内側から崩されていく…。 仁志流石としか言えないです。 この「種は既に撒いた」状態すっごい好きです!
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