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第710話

Author: かおる
影斗は、少し驚いたように眉を上げた。

「僕は怜の父親だ。

息子に会いに来るのが名分が立たないなんて、おかしいじゃないか」

その一言に、雅臣は言葉を詰まらせた。

まるで喉の奥に棘が刺さったように、何も言い返せない。

その様子を見ていた星は、こめかみを押さえたくなった。

「雅臣、もういいでしょ。

今日は翔太だけ連れて行く。

あなたは帰って」

しかし、雅臣の視線は鋭く、影斗を射抜くように向けられた。

「......俺の息子を連れて、他の男と仲を深めるつもりか?」

「あなた、どうしてそういう言い方しかできないの?」

星は眉をひそめた。

「事実っていうのは、昔から一番耳障りなものだ」

雅臣の声は低く、氷のように冷たい。

星が言葉を返そうとしたそのとき、翔太がそっと彼女の袖を引いた。

「ママ......パパ、今日はお仕事を全部後回しにして、ママを迎えに来たんだ。

せっかくだから、パパも一緒に行こうよ?」

その言葉に、星は一瞬黙り込んだ。

確かに、雅臣はわざわざ予定を空けて来たのだろう。

本来なら家族で出かけるつもりだったのかもしれない。

だが、よりによって
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Comments (2)
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YOKO
どうしたんだ、雅臣⁇ キャラ変更か...︎
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momonga
晴子め、助手席を完全に専用仕様にしてたのを取り払われたもんだから、こういう手段にしたのかな?
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