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第 52 話

作者: 水原信
「ちょうどよかったわ。あなたにもサプリメントを煮込んでおいたのよ」

淑子が使用人に言った。

「海咲に煮込んだサプリメントを持ってきてちょうだい」

海咲は少し驚いた。淑子がいつも美音のことばかり気にかけているのに、自分にもサプリメントを煮込んでくれるなんて。

淑子の視線は海咲のお腹に向けられていた。

「この薬は漢方医からもらったもので、飲めばすぐに効果があると言われている。これを飲めば、もしかしたらすぐに妊娠できるかもしれない」

使用人が薬を持ってきたが、海咲はその匂いを嗅いだだけで吐き気を感じた。全身が拒否反応を示し、使用人に薬を遠ざけるように頼んだ。

「持って行って。飲めません」

彼女が薬を
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