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第 905 話

مؤلف: 水原信
「ここは私の居場所じゃないから、私には決める権限なんてないわ」

海咲は唇をきゅっと引き結び、低い声で答えた。彼女は白夜の気持ちを理解していたが、白夜を友人としてしか見ていなかった。

「それなら、俺が葉野に話してくる」

白夜の声には真剣さがにじんでいた。そう言い残し、海咲に軽く手を振ると、そのまま州平を探しに行った。

数分も経たないうちに、彼は州平の姿を見つけた。州平はテントの中で地図を前に立っていた。軍服を着こなしたその姿は毅然としており、どこから見ても威厳に満ちていた。だが、白夜が思ったのは、州平は服装に頼らなくてもその内面からにじみ出る魅力が際立つ人物だということだった。それが、海咲を引き
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