INICIAR SESIÓN「おや、もう抵抗しないのですか」
「どうせ、今のオレは抵抗出来ない……好きにしろよ、オレで遊べばいい」
「……もっと暴れるかと思いましたが……まあ、それは何が楽だ。オレは今屈辱でいっぱいだ。
ジジ……とズボンのチャックを下され中に手が入り込む。身動げば「力抜いて」と囁かれゆっくり扱かれていく。初めての経験が男だなんて。密かに描いていた可愛い彼女との初えっちの夢はもう来ない。
くちゅくちゅ、と教室には合わない卑猥な音が響いていく。襲われてるだけならまだしも、TPOを弁えてない場所でこういうことをしているという事実にも打ちのめされていた。チャラ男のオレがそうなのに、橘は何も考えていないのだろうか。風紀委員長なのに、倫理観とか無いのだろうか。
弄られ続けていくとどれだけ絶望していても素直には下半身は反応していく。呼吸が乱れていくオレに、橘が声をかける。「手、退けてもらえますか。日向の感じている顔見たいです」
「何でだよ。野郎の顔なんて見たくないだろ」 「見せてください」シュル、と。
顔を隠している両手首がギュッと縛られる感覚。慌てて手と顔を離せばオレのネクタイで拘束されていた。「……や、やっていいことと悪いことがあるだろ……」
「日向を襲うことはやっていいことでしたか?」 「人の意志無視してやること全部ダメだろ! 襲うのは百歩譲ってとして……縛るのは、もっとダメだろ……っ」 「何故ですか?」 「……身動き取れねえの、怖いじゃん」俯いて、正直に言う。この怖さ、多分当事者にならないとわからない。力で敵わないというのに、縛られたら尚更。
クス、と笑われた。振り返る前にドン、と背中を押されて床にうつ伏せに押し倒される。不自由な手を前に出し顔を打つけることは免れたが。……振り返ると、恍惚とした表情でオレを見下ろしている橘……と、膨張している下半身。
「……ぇ」
「可愛いですね。可哀想で、可愛い。あぁ、怯えないで。今日ゴリッ。
うつ伏せになっている俺の尻に、膨張したものを押し付け、腰を振っていく橘。オレは声も出せず、擦り付けられている部分を見つめることしか出来ない。
オレの目の前にいるのは、本当に橘 律?
いつも風紀にうるさかった委員長? ……全く、別の人みたいだった。「ほら、仰向けになって。両手は上。そうそう、良い子。日向のは扱いて気持ち良くさせてあげるから……橘のモノも、日向の足に挟んで擦っても良いですよね?」
言うこと聞かないと、暴力振るわれそうな雰囲気がした。本能が抵抗はやめろと囁いていた。震えながら縛られた両手は頭上に置けば頭を撫でられる。嬉しいとか気持ち悪いとかは無かった。ただただ、「早く終わって」と願っていた。
橘は「汚れてしまいますから」と俺のズボンと下着を脱がし足を一纏めに抱えると太腿に膨張したものを挟み込みドチュッ、ドチュッと腰を打ちつける。そしてもう片方の手で俺のを扱いている。嫌なのに、反応してしまう体が憎らしい。
「そんなにイくのが嫌ですか。我慢しないでください。……いや、我慢などさせませんよ」
再び怪しいクリームが入った容器を取り出す橘に、必死に「それやだ」と伝えてもがいても全て無視されて塗りたくられてしまう。乳首にも追加で塗られてしまい、数分後に体から一気に汗が吹き出す。
あつい、あつい、出したい、出したい。
橘の手でイかされるなんて嫌なのに。 でも、このままじゃおかしくなってしまう。「やらしく腰が動いていますよ、下品に。まるで誘っているみたいです」
悔しくて、涙が溢れる。こんなのオレじゃない。橘がオレを変な体にしたせいだ。
扱かれて、乳首も弄られて。わけもわからないままに喘いだ。歯止めが効かなかった。苦しくてやめてと懇願しても一度も止めてくれなかった橘は恐怖の対象になっていた。
「日向、そろそろ出そうです……」
犯されているわけではないのに、腰を打ちつけられ体を揺さぶられ、橘の性対象になっている自分自身が可哀想だ、と思った。性行為というものは、愛する人と行うものだと思っていたから。こんな、一方的にされるのは酷く心が枯れていくものなのか、と。
腰のピストンが早くなり橘が呻いて止まると、腹に思い切り白濁が降りかかった。汚い、最悪──と顔を顰めたと同時に、今度はオレを絶頂させようとめちゃくちゃに扱いてきて……クリームを塗りたくられたオレが我慢できるはずもなく体を震わせ、小さく悲鳴を上げて果てた。ピコン、という嫌な音。
「え……?」
「日向が射精した瞬間の動画です。上手く撮れたでしょう」 「……消せよ」どんな風に生きていればそんなことが出来る?
橘は今後も、オレを脅すつもりなのか?「消せよ! 消せッ! 今すぐ消せ!」
「良い表情が撮れてるのに?」動画を見せつけられる。
……無理やりに射精させられて苦しんでいる表情のこれが、良い動画?「……倫理観もクソもねえのかよ、お前には」
「言葉が悪いですよ」橘は身嗜みを整えると「明日からは制服着崩さずに登校してくださいね」とだけ言って教室から出ようとする。……ちょっと待てよ。白濁塗れのオレは? 両手縛られてズボンも下着も脱がされたままのオレは?
「待っ……て」
橘が立ち止まって振り返る。淡々と「何ですか?」と聞いてくる彼はもう猿には見えなかった。理性しかなさそうな彼からの、暴行。
「……ネクタイ、解いてくれよ」
「言葉には気をつけましょうね」 「……。ネクタイ、解いてください」 「誰のどのような状態のネクタイですか?」 「〜っ、オレの……、両手を縛っているネクタイを、解いてください……っ」 「まさか命令ではないですよね?」 「──オレの……両手を縛っているネクタイを解いてください……お願いします……」 「……まあ、いいでしょう」これだけで、だいぶ自尊心を削られた。再び近づいてきた橘はネクタイを解こうとし「あ、それともう1つ」と伝えてくる。
「今日みたいに橘の相手をこれからもお願いしますね」
「……は?」 「承諾してくれなければネクタイは解きませんよ?」この男。悪魔。人の心は無いのか。
今だけでも俺の精神はボロボロだというのに、さらに追い詰めるのか。「嫌だ、と言ったら?」
「精液びゅーびゅー撒き散らしてたはしたない動画を拡散させていただきます」……どのみち、オレに拒否権など無いようだった。
目を閉じて体の力を全て抜き「わかりました」と呟けばやっとネクタイの拘束が緩められていく。「おや、もう抵抗しないのですか」「どうせ、今のオレは抵抗出来ない……好きにしろよ、オレで遊べばいい」「……もっと暴れるかと思いましたが……まあ、それはまた今度にとっておきましょうか。今、楽にしてあげますから」 何が楽だ。オレは今屈辱でいっぱいだ。 ジジ……とズボンのチャックを下され中に手が入り込む。身動げば「力抜いて」と囁かれゆっくり扱かれていく。 初めての経験が男だなんて。密かに描いていた可愛い彼女との初えっちの夢はもう来ない。 くちゅくちゅ、と教室には合わない卑猥な音が響いていく。襲われてるだけならまだしも、TPOを弁えてない場所でこういうことをしているという事実にも打ちのめされていた。チャラ男のオレがそうなのに、橘は何も考えていないのだろうか。風紀委員長なのに、倫理観とか無いのだろうか。 弄られ続けていくとどれだけ絶望していても素直には下半身は反応していく。呼吸が乱れていくオレに、橘が声をかける。「手、退けてもらえますか。日向の感じている顔見たいです」「何でだよ。野郎の顔なんて見たくないだろ」「見せてください」 シュル、と。 顔を隠している両手首がギュッと縛られる感覚。慌てて手と顔を離せばオレのネクタイで拘束されていた。「……や、やっていいことと悪いことがあるだろ……」「日向を襲うことはやっていいことでしたか?」「人の意志無視してやること全部ダメだろ! 襲うのは百歩譲ってとして……縛るのは、もっとダメだろ……っ」「何故ですか?」「……身動き取れねえの、怖いじゃん」 俯いて、正直に言う。この怖さ、多分当事者にならないとわからない。力で敵わないというのに、縛られたら尚更。 クス、と笑われた。振り返る前にドン、と背中を押されて床にうつ伏せに押し倒
「おはようございます。日向、また制服を崩して着ていますね」「……」「日向。返事をしなさい」「……」 するかよ。昨日は結局一限目遅刻になってしまったし、オレはまあまあ腹が立ってるというのに。何も無かったかのように声をかけてくる黒髪眼鏡野郎をジト、と睨み無視して通り過ぎようとする。「日向」 手首を掴まれる。これまた半端ない握力。「痛いッ」と顔を歪めれば「やっとこっちを見ましたね」と橘は淡々と言う。「なんだよ! 構ってちゃんかよ! いつも通りに声かけてほしいならお前から謝れよな!」「謝る?」 首をコテンと傾げられる。コイツ、昨日オレが何故怒ったのか理解してないというのか……!「あのなあっ! 昨日代わりにチェックして――」「ちゃんと第一ボタンまで留めるように」 また勝手に手が伸びてボタンを留められ、ネクタイもキツく締められる。苦しさに顔を顰めれば「お似合いですよ」なんて言われる。皮肉か。「マジ萎え……」「萎え?」「委員長といると気が滅入るってこと!」 背を向けて早々にネクタイを緩める。第一ボタンを外したところで「そうか、自ら留めさせるようにすればいいのか」と橘は呟いている。「明日には規則正しくしてもらいますよ」「勝手に言ってろ」 なんて事があったのが午前中だったのに。 放課後、オレも美化委員の仕事があって学校に居残って掃除していた。オレが美化って意外? でも掃除するのは案外好き。綺麗になっていく過程が気持ちいいから。やっぱ汚いよりは綺麗の方がいいだろうし。 今日決められた教室を掃除し終え、一人で廊下を歩いていた時。真横の教室のドアが開いて手を掴まれ、中に連れ込まれる。あまりにも強い力で引っ張られ相手にぶつかる。抱き止められ、見上げれば無表情の橘がいる。「……んだよ」「日向には明日から風紀を守ってもらいますから」「良いだろオレがどんな見た目でも。風紀委員以外には迷惑かかってないんだから――」「強引ですが、失礼します」 胸元に手が伸びまたボタン留められる……と思っていたのに。ぷち、ぷち、とボタンを外していく。何をしているんだ? と呆然と手元を見つめていれば今度は勢いよくバッと肌蹴られ上半身が露わになる。 え? 何? 訳わからずに橘を見上げれば、変わらず無表情でも、舌舐めずりしていて……慌てて距離を取ろうとするがしっかり制
髪型良し。爪の手入れ良し。昨日ギャル友の女子から貰ったピアスを耳に付け、鏡の前で微笑んでみる。「うん、今日のオレもイイ感じ!」 流石オレ、ビジュ良〜! 鏡の自分に向かって親指立てて、まだ眠っている愛犬に「行ってきま〜す!」とだけ声かけて学校に向かう。 オレ、日向 真。高校二年生。みんなからは通称ヒナって呼ばれてる。真って呼ぶのは家族くらい。髪を染めて制服を崩して着ていても「まあ無遅刻無欠席なら」と片目を瞑ってくれている。だってせっかくの高校ライフ、地味に過ごすなんて勿体ない。友達たくさん作りたいし遊びたい! となったら話しかけてくれる友人達の影響もあってこんな見た目になった。まあ、通ってる高校がバチクソに拘束厳しいってわけでもないのが幸いだった。 チャラ男だけど一応テスト勉強はしてるし赤点は今の所取ったことがない。だって勉強出来ないかあからさまな派手なヤツって、ちょっとダサいじゃん。だから一般良識はしっかり頭に叩き込んでいるつもりなんだけど……。「日向。また襟足伸ばしっぱなしですか」 校門前、風紀チェックをしている委員長──橘 律に今日も睨まれる。ていうか、他にも規則守ってない生徒はいるはずなのに! なんで委員長はいつも目敏くオレを見つけるんだ。「おはよーございまーっす! 委員長、今日も朝から機嫌悪いですね! そんなに眉間に皺寄せちゃったら、みーんな怖がって逃げちゃいますよ!」 皆から恐れられる橘とのやり取りも数えきれない。もう今のオレにとっては朝飯前だ。皺が寄っている眉間に手を伸ばし指でなぞる。「日向……!」「せっかくイイ男なんだから、モテ期逃しちゃダメだって!」 何を隠そう、この男――橘は男前だった。体は鍛えているのか体格は良く、風紀委員長というだけあって制服は崩して来た事はないし、頭髪も引っかかったことがない。あーあ、この男がチャラ男になったらオレと今仲イイギャル友も橘に一直線になるんだろうな〜……と謎の敗北を感じながら眉間をツンツンしていれば手をバッと取られる。やべ、調子乗りすぎたか。「……に、しろ」「え? なんて?」 いつも発音良いのに今日は小さな声で聞こえなかった。オレよりも身長は高くないから俯かれると表情は見えない。少し屈んで下から顔を覗き込めば、ヌッと手が伸び勢いよく第







