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2-2倫理もクソもねぇぜ委員長!

Autor: 伊吹ハナ
last update Fecha de publicación: 2026-11-01 17:00:32

「おや、もう抵抗しないのですか」

「どうせ、今のオレは抵抗出来ない……好きにしろよ、オレで遊べばいい」

「……もっと暴れるかと思いましたが……まあ、それはま·た·今·度·にとっておきましょうか。今、楽にしてあげますから」

 何が楽だ。オレは今屈辱でいっぱいだ。

 ジジ……とズボンのチャックを下され中に手が入り込む。身動げば「力抜いて」と囁かれゆっくり扱かれていく。

 初めての経験が男だなんて。密かに描いていた可愛い彼女との初えっちの夢はもう来ない。

 くちゅくちゅ、と教室には合わない卑猥な音が響いていく。襲われてるだけならまだしも、TPOを弁えてない場所でこういうことをしているという事実にも打ちのめされていた。チャラ男のオレがそうなのに、橘は何も考えていないのだろうか。風紀委員長なのに、倫理観とか無いのだろうか。

 弄られ続けていくとどれだけ絶望していても素直には下半身は反応していく。呼吸が乱れていくオレに、橘が声をかける。

「手、退けてもらえますか。日向の感じている顔見たいです」

「何でだよ。野郎の顔なんて見たくないだろ」

「見せてください」

 シュル、と。

 顔を隠している両手首がギュッと縛られる感覚。慌てて手と顔を離せばオレのネクタイで拘束されていた。

「……や、やっていいことと悪いことがあるだろ……」

「日向を襲うことはやっていいことでしたか?」

「人の意志無視してやること全部ダメだろ! 襲うのは百歩譲ってとして……縛るのは、もっとダメだろ……っ」

「何故ですか?」

「……身動き取れねえの、怖いじゃん」

 俯いて、正直に言う。この怖さ、多分当事者にならないとわからない。力で敵わないというのに、縛られたら尚更。

 クス、と笑われた。振り返る前にドン、と背中を押されて床にうつ伏せに押し倒される。不自由な手を前に出し顔を打つけることは免れたが。……振り返ると、恍惚とした表情でオレを見下ろしている橘……と、膨張している下半身。

「……ぇ」

「可愛いですね。可哀想で、可愛い。あぁ、怯えないで。今日全·て·を行おうとしているわけではありません。ただ、今日は橘の気持ちを知っていただきたく──」

 ゴリッ。

 うつ伏せになっている俺の尻に、膨張したものを押し付け、腰を振っていく橘。オレは声も出せず、擦り付けられている部分を見つめることしか出来ない。

 オレの目の前にいるのは、本当に橘 律?

 いつも風紀にうるさかった委員長?

 ……全く、別の人みたいだった。

「ほら、仰向けになって。両手は上。そうそう、良い子。日向のは扱いて気持ち良くさせてあげるから……橘のモノも、日向の足に挟んで擦っても良いですよね?」

 言うこと聞かないと、暴力振るわれそうな雰囲気がした。本能が抵抗はやめろと囁いていた。震えながら縛られた両手は頭上に置けば頭を撫でられる。嬉しいとか気持ち悪いとかは無かった。ただただ、「早く終わって」と願っていた。

 橘は「汚れてしまいますから」と俺のズボンと下着を脱がし足を一纏めに抱えると太腿に膨張したものを挟み込みドチュッ、ドチュッと腰を打ちつける。そしてもう片方の手で俺のを扱いている。嫌なのに、反応してしまう体が憎らしい。

「そんなにイくのが嫌ですか。我慢しないでください。……いや、我慢などさせませんよ」

 再び怪しいクリームが入った容器を取り出す橘に、必死に「それやだ」と伝えてもがいても全て無視されて塗りたくられてしまう。乳首にも追加で塗られてしまい、数分後に体から一気に汗が吹き出す。

 あつい、あつい、出したい、出したい。

 橘の手でイかされるなんて嫌なのに。

 でも、このままじゃおかしくなってしまう。

「やらしく腰が動いていますよ、下品に。まるで誘っているみたいです」

 悔しくて、涙が溢れる。こんなのオレじゃない。橘がオレを変な体にしたせいだ。

 扱かれて、乳首も弄られて。わけもわからないままに喘いだ。歯止めが効かなかった。苦しくてやめてと懇願しても一度も止めてくれなかった橘は恐怖の対象になっていた。

「日向、そろそろ出そうです……」

 犯されているわけではないのに、腰を打ちつけられ体を揺さぶられ、橘の性対象になっている自分自身が可哀想だ、と思った。性行為というものは、愛する人と行うものだと思っていたから。こんな、一方的にされるのは酷く心が枯れていくものなのか、と。

 腰のピストンが早くなり橘が呻いて止まると、腹に思い切り白濁が降りかかった。汚い、最悪──と顔を顰めたと同時に、今度はオレを絶頂させようとめちゃくちゃに扱いてきて……クリームを塗りたくられたオレが我慢できるはずもなく体を震わせ、小さく悲鳴を上げて果てた。ピコン、という嫌な音。

「え……?」

「日向が射精した瞬間の動画です。上手く撮れたでしょう」

「……消せよ」

 どんな風に生きていればそんなことが出来る?

 橘は今後も、オレを脅すつもりなのか?

「消せよ! 消せッ! 今すぐ消せ!」

「良い表情が撮れてるのに?」

 動画を見せつけられる。

 ……無理やりに射精させられて苦しんでいる表情のこれが、良い動画?

「……倫理観もクソもねえのかよ、お前には」

「言葉が悪いですよ」

 橘は身嗜みを整えると「明日からは制服着崩さずに登校してくださいね」とだけ言って教室から出ようとする。……ちょっと待てよ。白濁塗れのオレは? 両手縛られてズボンも下着も脱がされたままのオレは?

「待っ……て」

 橘が立ち止まって振り返る。淡々と「何ですか?」と聞いてくる彼はもう猿には見えなかった。理性しかなさそうな彼からの、暴行。

「……ネクタイ、解いてくれよ」

「言葉には気をつけましょうね」

「……。ネクタイ、解いてください」

「誰のどのような状態のネクタイですか?」

「〜っ、オレの……、両手を縛っているネクタイを、解いてください……っ」

「まさか命令ではないですよね?」

「──オレの……両手を縛っているネクタイを解いてください……お願いします……」

「……まあ、いいでしょう」

 これだけで、だいぶ自尊心を削られた。再び近づいてきた橘はネクタイを解こうとし「あ、それともう1つ」と伝えてくる。

「今日みたいに橘の相手をこれからもお願いしますね」

「……は?」

「承諾してくれなければネクタイは解きませんよ?」

 この男。悪魔。人の心は無いのか。

 今だけでも俺の精神はボロボロだというのに、さらに追い詰めるのか。

「嫌だ、と言ったら?」

「精液びゅーびゅー撒き散らしてたはしたない動画を拡散させていただきます」

 ……どのみち、オレに拒否権など無いようだった。

 目を閉じて体の力を全て抜き「わかりました」と呟けばやっとネクタイの拘束が緩められていく。

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