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第 167 話

last update Petsa ng paglalathala: 2026-09-15 14:04:40
エドモン・ライルは、雨に濡れた小鳥のような男だった。

いや、実際には雨など降っていない。

その日の王都はよく晴れていて、王宮の白い石壁には朝の光がまぶしいほど反射していた。

けれど、王弟府の騎士に連れられて王宮臨時顧問室へ入ってきたエドモンは、どこか濡れているように見えた。

髪はきちんと撫でつけている。

服装も乱れていない。

地方出納所の文官らしく、控えめで地味な灰色の上着を着ている。

だが、目が落ち着かない。

椅子を勧められても、すぐには座らなかった。

王弟殿下レオンハルト。

王宮臨時顧問クラリス・フォン・エルディア。

書記官オスカー。

王妃執
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