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第 201 話

last update publish date: 2026-09-21 14:23:08
部屋が静かになる。

ジュリアスは、逃げずに続けた。

「まったく覚えていない二十一件のうち、王太子妃教育関連支出に関わるものが六件。慈善物資関連が四件。残りは儀礼費と王宮備品費だ」

「ご自身で分類されたのですか」

クラリスが尋ねる。

「ああ」

ジュリアスは、少しだけ視線を落とした。

「分類してみると、自分がどれだけ見ていなかったかが分かる」

その声は、苦かった。

「報告書に入れてください。王太子署名管理の問題として」

レオンハルトが兄を見る。

「いいのか」

「いい」

「王太子府への批判になる」

「なるだろうな」

ジュリアスは頷いた。

「だが、入れなけれ
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