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第 210 話

last update publish date: 2026-09-23 14:41:45
会議室の視線が、ミレーヌに集まった。

かつて「お姉様の仕事くらい私にもできます」と言った少女。

その彼女が今、布の用途を分け、補填対象を説明している。

クラリスは、黙って聞いた。

助け舟は出さない。

今は、ミレーヌの仕事だ。

ミレーヌは一度言葉に詰まりかけた。

その時、リーナが隣で小さく資料を指した。

ミレーヌはそれを見て、頷き、続けた。

「また、再仕立て品については、元の寄付品、回収者、再仕立て業者、最終受領先を別欄にしました。途中で消えないようにするためです」

国王が静かに言った。

「よく整理されている」

ミレーヌの目が大きくなる。

「ありがと
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