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第 77 話

last update Petsa ng paglalathala: 2026-08-22 13:00:13
そうして、いろいろなものが見えないまま積もっていく。

ジュリアスは、今さらその構造の端を見た気がした。

「クラリスは」

口にして、少し詰まる。

「いつも、こうしていたのか」

オスカーは静かに答えた。

「はい」

「私に怒っていたか」

なぜそんなことを聞いたのか、自分でも分からなかった。

オスカーは困ったように目を伏せる。

「クラリス様は、怒りを表に出されない方でした」

「答えになっていない」

「では、私の推測になりますが」

「構わない」

「怒っておられたというより……ずっと、諦めておられたように見えました」

諦め。

怒りよりも、その言葉の方が深く刺さ
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