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第22話

作者:
写真に写っているのは後ろ姿だけだが、それが静奈でないことだけは、一目瞭然だった。

彰人、あろうことか、あのろくでもない孫が。

公然と他の女と不倫関係になり、世間をこんなに騒がせるなど!

大奥様は、怒りに身を震わせた。

道理で、数日前に静奈に会った時、あんなにも痩せ細っていたわけだ。

全て、あのろくでなしの彰人のせいではないか!

不憫なのは静奈だ。

こんな一大事が起きているというのに、一言も相談せず、たった一人で胸の内に溜め込んでいた。

そう思うだけで、大奥様は胸が張り裂けそうだった。

「すぐに車を回しなさい!長谷川グループへ行く!」

大奥様は、鬼の形相で長谷川グループに乗り込んだ。

あいにく、彰人は所用で不在だった。

大奥様は、社長室のソファに陣取り、彼が戻るのを今か今かと待っていた。

そして、信じられないものを目にしてしまった。

テーブルの上に、一通の「訴状」が置かれていたのだ。

彰人が、静奈との離婚を求めて裁判を起こし、あろうことか、彼女に一円も渡さず家から追い出すつもりでいる!

大奥様の怒りは、頂点に達した。

「この畜生め!」

長谷川家ともあろ
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コメント (2)
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なめこ
このクソ男はそのようなものは持ち合わせていないだろう
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岩元久予
このまま、彰人の思い通りになってしまうのは、イヤ
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