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第1061話

Author: 浮島
典子は何度もこらえた末に、ようやく口を開いた。

「嫌い?瑠々が問題を起こしてからというもの、松木家は追い打ちをかけるように、慌てて瑠々との関係を切り離そうとしたじゃない」

優奈は「追い打ちをかけた」という罪名を背負うわけにはいかず、信じられないという表情で言った。

「私は追い打ちなんて......こうして瑠々姉に会いに来たんです。それに、兄が首都に残って帰らないのも、瑠々姉の件があるからじゃないですか?」

瑛司の名を出されると、典子はいっそう耐え難いという様子で言った。

「瑛司?あの人、首都にいる関水と一緒になってうちの瑠々をいじめているんじゃないの?」

そんな言い分を聞き、優奈はさらに驚いた。

「そんなはずありません!兄が瑠々姉をいじめるなんてあり得ませんし、関水に味方するなんてもっとあり得ません。おばさん、きっと何か誤解が......!」

優奈は、典子が焦りのあまり冷静さを失い、疑心暗鬼になって周囲の誰もかもを敵のように見てしまっているのだと思った。

きちんと説明すればわかるはずだと考え、足早に歩み寄って典子の腕を取り、言った。

「おばさん、本当に誤解なんです.
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