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第4話

Penulis: キープ
私は動かなかった。ただ、冷えきった目で彼を見つめていた。

私がまるで反応を示さないのを見て、彼の怒りは一気に燃え上がった。

彼は脇のテーブルの上にあった、息子がいちばん大切にしていたウルトラマンのフィギュアを手に取った。

「どうせもう目を覚まさないかもしれないんだ。こんなものを残しておいたら、お前がくだらない期待を捨てられなくなるだけだ」

言い終わるより早く、彼はそれを思いきり床へ叩きつけた。

ウルトラマンは粉々に砕け散った。

私の心も、それと一緒に砕けた。

それは、息子に何度も何度もねだられて、ようやく意を決して買ってあげた誕生日プレゼントだった。

親戚や友人たちはひそひそと話し合い、私に向ける視線には非難と軽蔑があふれていた。

迅の残酷さは、それでも止まらなかった。

今度は娘のファーストヘアを納めた記念のペンダントを手に取った。

それは、娘が生まれて初めて切った髪で、私が自分の手で作ったものだった。

彼はその小さなペンダントを高く掲げると、部屋の隅に置かれたストーブへ向かった。

「これを燃やして、お前が罪を償うための供え物にしてやる!」

「やめて!」

私はもう耐えられなかった。

私は床から跳ね起きると、子を奪われた獣のように彼に向かって突進した。

そして叫んだ。

「迅、あの子たちを殺した犯人が誰だと思ってるの!

あなたよ!

あの子たちは、あなたがサウナ室に閉じ込めたあの夜に、もう死んでいたのよ!」

迅の動きが止まった。

彼は振り返り、まるで狂人でも見るような目で私を見た。

「また何をわけのわからないことを言い出す!」

彼は、私が責任逃れのために取り乱して訳の分からないことを言っているのだと思っていた。

そして、その手にしたペンダントを握り潰そうとした。

そのとき、不意に彼のスマホが一度鳴った。

写真付きメッセージの着信音だった。

彼は苛立ったようにスマホを取り出した。また誰かから弔意のメッセージでも届いたのだと思ったのだろう。

けれど、画面の内容を見た瞬間、彼はその場で凍りついた。

病院から届いた、司法解剖の結果報告書だった。

死因の欄には、太字ではっきりとこう記されていた。

【高温による急性呼吸不全、窒息】

そして最下部には、死亡推定時刻。

それは、あの子たちがサウナ室に閉じ込められた、まさにあの夜だった。

迅の目が、驚愕に大きく見開かれた。

彼の顔からは、みるみるうちに血の気が引いていった。

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