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第101話

Author: ASAMI
last update Last Updated: 2026-01-31 22:33:31

………。

言葉が、出てこない。

レオくんの反応が怖くて、顔を上げることさえできなかった。

俯いて、唇を噛みしめて......。

結局、私は弱い。

胸を張って言い返せるほどの強さは、まだ私にはなかった。

どうして……?

どうして、彼女の前で口ごもらないといけないの?

どうして、言葉が出てこないの?

どうして……

「あんたさ」

レオくんの静かな声が、図書室に響き渡る。

“あんた”――。

それは、私へ向けられているものなのか、それとも、彼女へ向けられているものなのか。

怖くて、確認することができない。

レオくんに拒まれることには慣れているはずなのに、こんなにも体が震えるなんて。

「あんた、俺と付き合えば、それで満足なの?」

「……え?」

声を出したのは、彼女とほぼ同時だっただろう。

彼女と同じように目を丸め、レオくんの顔を見上げた。

レオくんの顔は、彼女の方を向いている。

相変わらず、何を考えているのかわからない無表情で。

「俺に気持ちがなく、ただ“俺と付き合ってる”って、周りに言えたらそれで満足?」

目を丸めた彼女。

すぐに唇を噛みしめ、眉間にしわを寄せた。

「今は気持なんてなくていいよ
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