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レンタル彼氏は誰かの彼氏

Author: るな
last update publish date: 2026-09-05 22:41:38

俺は朝日の眩しさで目を覚ました。

「おはよ、智也さん」

「おはよ、塁さん。もう起きてたんだ」

「智也さんのお陰でよく眠れたからね」

「そっか、良かった」

俺は眠い目を擦りながら起き上がった。そして、俺は顔を洗い、歯を磨いた。塁はというと、髪のセットも終えて、帰り支度を進めていた。俺はそんな塁に問いかけた。

「塁さんは今日も仕事?」

「うん。午前中から常連さんと」

「そっか」

塁の仕事はレンタル彼氏。それ故、今日も別の人の彼氏になる。頭では分かっているのに、俺の胸は張り裂けそうだ。なぜ、こんなに近くに居るのに、俺は塁の恋人ではないのだろうか?

「智也さん、仕事が終わったら会える?」

「え……」

俺は塁の言葉に驚き、思わず聞き返した。

「ごめん。無理ならいいんだ。智也さんも学校とバイトで忙しいだろうから」

「会えます。俺も会いたい!」

俺は前のめりで答えた。

「ほんと?嬉しい。ありがとう。夕方には仕事が終わると思うから、また連絡するね」

「はい。待ってます」

さっきまでの憂鬱な気持ちが、塁の一言であっという間に晴れていく。今の俺と塁は、金で繋がった関
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