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6.魔法学校があるって噂を聞いたの。

مؤلف: 専業プウタ
last update تاريخ النشر: 2025-06-12 18:11:38

 寝室に乗り込んできた、クリスはすぐに捕縛され連れて行かれた。

「レオ! クリスをどうするつもり?」

「ここは、マサス王国だ。マサス王国の法が適用される。王妃の寝室に入ってくるなどもっての他だろう。しばらく牢に閉じ込めたら、国に強制送還するよ」

 牢とは言っても他国の王族だから、貴賓室のようなところだろう。

 クリスは裕福な国で生まれながらの王太子として育てられたから、本当に私が入れられたような牢屋に入ったら卒倒しそうだ。

 私の銀髪をいじりながら、レオは余裕の表情を見せてきた。

 彼の恋する瞳を見ていたら、昨日まではなかった不安がどっと押し寄せてきた。

 クリスも同じような瞳を私に向けてきたのに、突然私に覚めたようになりモリアに夢中になった。

 今朝現れたクリスは、モリアが現れる前の彼のように私を愛しむような瞳を向けてきた。

 もう、何が本当かわからなくなる。

 人の移りやすい気持ちなど何の保証もない。

「強制送還は死罪と変わらないかもね。よ

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  • 愛した男が黒幕でした。   26.ずっと一緒にいようね。

    「マサス国王陛下が身罷られました。私、ルカリエ・マサスは国王陛下の代理としてここに宣言します。これより、マサス王国は王政を廃止し共和制へと移行します」 私はスグラ王国一向を追い返すと、早速、国民へ向けて演説をした。 低く太く威厳を感じさせる声を出す訓練は、スグラ王国の妃教育で身につけたものだ。 でも、この声を使うのもこれで最後だ。 この国は、身分制度のない全ての人が平等な国にする。 合図を送って地上に出てきた、魔法使いたちが驚きの顔で私を見ている。 カリナ以外誰も私が王妃だとは知らなかったからだ。 しかし、王妃でいるのもこれでお終いだ。「国の代表は選挙で選ぶこととなります。全てのことは相談し決めていきます。マサス王国は氷の大地ですが、その住みにくい大地を住みやすものにする為に私たちは魔法研究をしてきました。国の為、影ながら努力し続けてくれた、魔法使いたちの成果を見てください」 私の隣にいるキースが魔法の力で氷を溶かし、草を生やし一面の大地を緑にした。 魔法学校で学んだ子達が、その植物を成長させる。 一斉に拍手が巻き起こる。「マサス王国は魔法を使って、これからより良い国作りをします」 演説が終わると、魔法学校のみんなに囲まれた。「ルカって王妃だったの?」 「そうだけど、私はもう王妃じゃないよ」「ルカちゃん、あんな男みたいな野太い声が出すんだね」 マリオの空気の読めない質問に癒される。「そうだよ。私の一部だけ知って、全てを知った気分にならないでね」 私は色々な自分を持っている。 本当は自然体の私だけでいたい。「これから、みんな魔法省の職員になるんだからね」 この国の根幹をつくる魔法省の人間の待遇は手厚い。 今まで窮屈な思いをしてきた彼らが、思う存分自分の人生を過ごせるようにしたい「カリナ! 最近お金も送ってこないから心配してたよ」 近づいてきたピンク髪の2人は、カリナの両親だろう。 彼らはカリナを捨

  • 愛した男が黒幕でした。   25.レオ様、私も一緒に⋯⋯愛してます。

    「嘘だろ⋯⋯ルカ⋯⋯お前は誰だ」 赤い炎に囲まれて、レオが私に化けたモリアの首を絞めた。「ああ、好きです⋯⋯このまま、あなたの想いのままにしてください」 恍惚とした表情を浮かべた私の姿もモリアがレオに囁いている。「あなたの事が好きな女で、ルカリエの姿をしていたら誰でも良いんでしょ⋯⋯彼女で良いじゃない」 私は思わず予定にない言葉を口走っていた。  私のその言葉がレオの逆鱗に触れたようだ。「俺が唯一愛しているのはルカリエだ! 君こそが俺の唯一の女神だ! 俺のこの体を君の炎で焼き尽くすことで証明してやる! 俺の炎と混ざり合い君は俺と永遠に愛し合うんだ!」 狂ったように叫ぶレオの言葉と同時に黒い炎がレオを取り巻く。「陛下⋯⋯レオ様⋯⋯私も一緒に⋯⋯愛してます」 私に化けたモリアは、レオに飛びついた。「偽物だなんて薄々感じていたよ⋯⋯それでも、ルカリエ、君を抱いていたかった⋯⋯」 レオは自分の出した黒い炎と共に、モリアと消し炭になった。 本当にレオは偽物だと気が付いていたのか、負け惜しみなのかはどうでも良い。 これは、私が全く予想していないことだった。 スグラ王国の力を使い、クリスにレオと別れさせて貰うつもりだった。(レオの愛が分からない⋯⋯スープ1つでなんなのよ⋯⋯)「ルカリエ⋯⋯図々しくも君に想いを寄せた男が消えたね。これで、晴れて俺たちは一緒になれる」 私を後ろから愛おしそうに抱きしめてくるクリスを追い払うにはどうしたら良いだろう。 レオを失脚させ、魔法学校の子たちを自由にした後は私はマサス王国をキースに任せてここを去るつもりだった。 本当に好きな人を見つけ、自由を知ったら到底そんな事はできない。 私は彼の腰から剣を抜いて、思いっきり自分の腹に刺した。 クリスが驚愕の表情で見ているが、彼は私がどれだけ彼から離れたいと長年思っていたか気付いていなかったのだろう。 思えば、彼と婚約した時から私は自己中心的で偉そうな彼が嫌いだった。

  • 愛した男が黒幕でした。   24.あなたの愛って本当に価値がないわ。

    「モリアはマサス国王の企みで魅了の力をつけたんでしょ。多分、私も何か飲まされたんだと思う。でも、クリスの役にたつ力が使えるようになったのよ」 私はクリスの胸に手を当て、治癒の魔力を使った。「なんか、すごく温かくて力がみなぎる気がする」「結婚したら、毎晩、元気にしてあげられるね」 私が言った言葉に、クリスは頬を染め目を輝かせた。 金髪碧眼の美しい王子様のクリス⋯⋯私は彼のことも外見から好きになる努力をした。 内面は知れば知るほど、私をがっかりさせるものが多く見ないようにした。 (私が初めて内面を見る程に好きになっていったのが、キースなんだわ) 誰といてもキースのことを考えてしまうのだから、私が彼のことを好きなのは明白だ。 こんな気持ちで他の誰かとなんて一緒にいられる訳がない。 だから、私は私に執着するクリスとレオを自分から切り離すつもりだ。「私は今、公的にはマサス国王の妻なんだよ。正式にクリスの妻になりたい」「なれるよ。君とマサス国王は白い結婚なんだから、俺がなんとかする」 私はクリスの言葉に微笑んで、彼の頬に軽く口づけをした。 やりたくないけれど、彼の頭をピンク色に染め正常な判断能力を失わせる為に必要だ。「そう言うことは、正式に結婚するまで我慢だよ。ルカリエ!」「はーい!」「じゃあ、騎士たちには武器を下ろさせて、こんな武装してたら向こうから攻撃してくるわよ。戦いもせず、私を取り返した方がクリスの評価が上がるわ。だって、今はモリアの子がいるんでしょ」 私は悲しそうな顔でクリスを見つめた。 モリアの子、アンドレは魅了の魔力を持っている。 おそらく、その力により周りの人間には好意的に見られているだろう。 そしてクリスは唯一の王位継承権を持った者として立太子しているが、敵は多い。 クリスを扱い辛いと思っている貴族は、アンドレを次期国王にできないか画策しているだろう。「俺は本当に君を苦しめたのに⋯⋯君は俺のために悩んでくれるんだな」 私を愛おし

  • 愛した男が黒幕でした。   23.君が誰より僕を好きだって知ってる。

     あれから、半年。 私たちは魔法の特訓を重ねた。 その魔法の特訓は今までのような戦いの為の特訓ではない。 飛行能力で種を蒔いたり、植物を育てる能力で畑作りをしたり、氷の能力で食材を冷やしたり生活する特訓をした。 レオはモリアが私に化けている事に気がついていないようだった。 私は気の置けない仲間と幸せな時間を過ごしていた。 そして、運命の日が来た。 私たち、魔法学校に出動命令が出たのだ。 理由はスグラ王国が大軍を連れて、ルカリエ王妃を奪還に来たからだ。  キースの話だと、再三スグラ王国はルカリエ王妃の返還を要請しなかったがレオが応じなかったらしい。 「私たちは自分たちの自由を勝ち取る為に戦うのよ」「オー!」 地下の広場に集めた魔法学校の学生を鼓舞する。 私は魔法学校の子たちが戦うのは最終手段だと思っている。 でも、今日は地下と地上を繋ぐゲートが開く。 魔法学校の生徒全員が外に出られるのだ。「カリナ、伝えた通り、私たちが攻撃として魔法を使うのは最終手段。私たちの魔法はマサス王家を滅ぼしてから自分たちの国を創るのに使うのよ」「ルカ⋯⋯いや、ルカリエ王妃殿下なんだよね」「私はルカだよ! 数時間後にはマサス王家を倒してこの国は共和制にする。王族が支配するのではなく、国家の全てを話し合ってみんなで決めるの」 私は自分の正体をカリナだけには明かした。 彼女の双子の姉モリアの存在は明かしていない。 ただ、今は替え玉がルカリエ・マサスとして国王陛下に付き添っていると言うことを話している。 私は誰も血を流すことなく、自分たちの自由を勝ち取りたいと思っていた。 ここにいる子たちは幼い子が大半だ。 そんな子たちが戦う必要はない。 戦う責任があるとしたら、この国に責任がある王妃の私だ。「みんなは、合図があるまでここで待機だよ。怖がらないで大丈夫。地上に出た時は、戦いなんて終わって平和が待ってるかもしれない

  • 愛した男が黒幕でした。   22.自由になりたいだけだよ。

    「起きて! もう、寝過ぎだよ。ルカ!」 目を開けるとカリナが私の顔を覗き込んでいた。 昨晩、私は必死にキースを求めたが、明日の為に寝るようにと部屋に戻された。(また、振られた⋯⋯もう、彼に役立つ女になることに集中した方が良いかも⋯⋯脈がなさ過ぎる)「お腹空いたでしょ。何か食べにでよ!」 私はカリナに手を引かれて外に出た。 今までずっと、食べ物は黙っていても出てくるものだと思っていた。(お腹が空いてる中食べ物を探しに行くなんて獣みたいで楽しい!)「何、ニヤニヤしてるの? ルカって本当に面白いね。何か食べたいものはある?」「肉かな⋯⋯獣の肉!」「ごめん⋯⋯朝から重すぎるから却下! 朝食だから軽めにしよう」 食べたいものを聞かれたからこたえたのに、カリナには却下されてしまった。 でも、食べる物なんて何でも良い。 どんな美味しい食事を食べようと、重要なのは食べる物じゃなくて一緒に食べる相手だと私は知っている。「私はカリナと食べるなら何でも美味しいと思う! 道端の草でも最高級の味がするよ」 大好きな彼女と気を遣わず食べる食事はどれだけ美味しいだろうか。 レオやクリスと食事する時は、彼らの顔色を伺ってばかりで食事は味がしなかった。「草よりは良いものを食べようね。全く、本当にルカは面白過ぎだよ!」 カリナが私の手を引きながら連れてくれた店は、麺が食べられる店だった。 私は麺を人生で1度しか食べたことがない。 東洋の行商がスグラ王国に来た時に、一度食しただけだ。 ここの魔法学校に併設する商店は、様々な種類の店の料理が並んでいる。「ここって何でもあるんだね。東洋の食事まで食べられるなんて凄い!」「全部、真似事だよ。真似事で私たち使い捨ての兵隊を誤魔化しているだけだから⋯⋯」 カリナが冷めたような表情になり淡々と言う言葉に私は驚いた。 大陸侵略の目的で作られたことを、ここに通う学生も知っていると言うことだ。「やっぱり、打倒マサス王国だ

  • 愛した男が黒幕でした。   21.魔法使いで独立した国をつくらない?

    「なんか地上では王妃様が誘拐されたとかで大変だったらしいよ。飛行の魔法使える子たちが捜索に駆り出されていた。そもそも、国王陛下っていつ結婚したのよって感じだよね」 カリナの言葉を聞いて、私は戸惑ってしまった。 夜の寒い海の空を、魔法学校の子たちが私を探していたと言うことだ。 そして、魔法学校の子たちは十分な情報も与えられないのに、緊急時には突然駆り出される存在だと認識した。「名前も姿も知らない王妃様を真夜中に探せなんて酷い命令だね。ねえ、カリナ⋯⋯私たち、地下に住む魔法使いで独立した国をつくらない? マサス王国の為に尽くさなければいけない義理なんてないよ」 私はそんなおかしいことを言っただろうか、カリナは目を丸くして絶句していた。「ふふっ! 本当にルカって私が出会ったことないくらい面白い子。私たちはマサス王家から給与も出ている公的な兵隊みたいなモノなんだよ。確かに地上の生活には憧れるけどね。戦争にならない限りは外に出れないのは窮屈だけど⋯⋯お金がなきゃ地上でも暮らせないよ」「じゃあ、戦争の時に地上に出たらみんなで逃げて、逆にマサス王国を滅ぼしてやろう! お金は私が何とかするし、自給自足できるような魔法があれば生活だってできるよ」 魔法にどれだけの種類があるかは分からない。 今、知っているだけで、火の魔法、氷の魔法、治癒の魔法、魅了の魔法と飛行の魔法がある。 キースは全ての魔法が使えると言っていて、瞬間移動したりもできる。(そういえば、キースは姿形も変えられるって言ってたわ)「自給自足か⋯⋯植物を成長させる魔法とか使える子もいるし、不可能ではないかな。それにしても、お金は何とかするだなんて、ルカって男前すぎ! なんか、夢物語だけど⋯⋯こう言う話するのは面白いね」 私の話をカリナは夢物語のように聞いている。  私はクリスを利用して、レオと離縁し、マサス王家を滅ぼし、魔法学校のみんなを解放できないか考えていた。 私は顔だけの女だけれども、「特技、顔」はクリスやレオには通用する。 散々、自分勝手に私を扱ってきた2人を、今度は利用できないだろうか。

  • 愛した男が黒幕でした。   13.ここは世界から捨てられた人間が来るところ。(カリナ視点)

     私、カリナは物心つく前に、魔法学校に来た。 魔法の薬によって治癒の力を得られたからだ。 この魔法学校はマサス王国の大陸侵略の為に創設されたものだという噂がある。 私たちは魔法をコントロールする訓練をしたり、戦闘演習をして過ごしている。 地下の魔法学校には、1通り娯楽設備もあり、買い物するところもある。 私たちは来るべき時まで地上に出ることは許されないらしい。 魔法の薬で手に入れた魔力は暴発することがあり、地上の人を危険に晒すことがあるらしいのだ。 私は給与の半分以上を、地上の両親に仕送りして

  • 愛した男が黒幕でした。   10.時には恋とかしたりして学校生活を楽しみたいと思います。

     キースが、魔法学校を案内してくれると言うので、私は地下に続く階段を降りて行った。 スグラ王国にもアカデミーという貴族の為の学校があったが当然地上にあった。 このように、地下に秘密組織のようにある学校を私は知らない。 そして、レオは魔法学校の存在を教えることで、私をモリアを使って陥れたことに気づかれないとでも思ったのだろうか。(気が付いたところで、私がレオから離れて生活することは不可能だわ) スグラ王国の罪人である私を、大陸に渡るのも難しい島国である敗戦国マサスが管理するという形で私の身柄は引き渡されている。

  • 愛した男が黒幕でした。   8.聞いていたより賢くない方ですね。

    「ルカリエ様、聞いていたより賢くない方ですね」  私は突然低く響き渡ったキースの私を蔑むような声に怯えてしまった。 私の呼び名も「ルカリエ王妃」から「ルカリエ様」に変わっている。  王妃に足らない人間だと看做されたのだろう。「私のことどのように聞いていたかは存じ上げませんが、私は男に愛されることで生き延びているような女ですよ⋯⋯」 他の人とは違う私を批判するような言葉を発してきたキースに対して、私も自分を着飾る事はしなかった。「賢くないルカリエ様には僕も本音を曝け出します。魔法学校は世界侵略の為に作られま

  • 愛した男が黒幕でした。   5.飽きさせてくれるつもりはあるの?(レオナルド視点)

     敗戦国であるマサス王国は、植物も育たない凍てつく孤島を残し全ての領土を奪われた。 それは俺、レオナルド・マサスが生まれる30年も前の話だ。 それからずっと、マサス王国は大陸から離れていることを逆手に取り魔法の研究を進めていた。 世界的には失われたとされる魔法の力を我が国は手に入れることに成功していた。 魔女の一族を捉え、その血を採取し研究を重ねた。 やがて、魔法の力を得る薬の開発に成功した。  他国に露見せぬよう地下に魔法学校を建設し、魔法の力を得た者をそこで教育した。 彼らは大陸侵略の

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