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第67話

Penulis: るるね
last update Tanggal publikasi: 2026-05-05 00:01:37

 祖父の誕生日会が終わった翌週の日曜日は、めったに仕事に追われることのない日だった。

 調査の進捗がすでに技術開発の条件を満たしたことで、本社チームは次の工程へ進むことを決定していた。

 その連絡が蒼空から紗月に届いたのは、金曜の夜だった。

 ちょうどそのとき、紗月はいくつかのデータを比較しながら検証を続けていた。

 蒼空は社内メッセージで、本社の決定を簡潔に一言伝えただけで、それ以上の詳しい説明はなかった。

 紗月はもう少し詳しい情報を知りたいと思い、追加で問いかけたが、返事は来ないままだった。

 ――自分こそが、このプロジェクトの責任者のはずなのに。

 プロジェクトが始まって一か月以上が経っているにもかかわらず、紗月はまだ本社のプロジェクトチームと直接接触したことがなく、顔を合わせたことすらなかった。

 これまでやり取りがあったのは、蒼空ただ一人だけ。

 違和感は当然、感じている。

 けれど紗月にとっては、これが初めてのプロジェクト参加であり、初めての案件担当、そして初めての支社と本社の共同業務だった。

 他の企業ではどのようにプロジェクトが進められているのかも分からない。

 も
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