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5. 「あの日の僕ら」㉟

مؤلف: 佐行 院
last update تاريخ النشر: 2025-09-13 07:50:37

-㉟ お盆特別編②・久々の故郷-

 お盆直前、春麗の娘である安富花梨(やすとみかりん)が松龍での短期バイトへとやって来た。

美麗「本当に大丈夫なの?」

 美麗が心配するにはちゃんとした理由があった、以前から店内でも夏にはかき氷を出していたのだがそこで花梨が大量の容器を割ってしまった事があったのだ。

龍太郎「大丈夫だよ、俺は梨ちゃんの事信頼しているから。(小声で)今年から紙コップに変更したからな。」

美麗「なるほど、じゃあ大丈夫だわ。」

花梨「叔父さん、何か言った?」

龍太郎「ん?気にしなくても良いよ、大丈夫大丈夫。」

 女子大生2人は松戸夫妻達に見送られて最寄りの駅へと向かった。

 高速バスと特急列車を乗り継いでやっとの思いで徳島駅の2番乗り場に到着した、阿波踊りを見ようとする観光客や好美と同じ里帰りの人々で駅はごった返していた。

 元々は数分後に発車する普通列車で移動する予定だったのだが・・・。

好美「ねぇ、乗る時間ずらして地下に行かない?」

美麗「いいけど、もう乗り場に「電車」来てるよ。」

好美「あ、徳島に「電車」無いから。あれ「汽車」だから。」

美麗「えっ?!」

 これは徳島で
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    -㉝ 馬鹿げた噂- 龍太郎は油淋鶏をおかずに白飯を頬張る結愛を調理場からチラチラと見ながら数回程首を傾げていた、何処か違和感があったからだ。高級外車で店にやって来た大財閥の代表取締役はそんな店主に気付いて一言尋ねた。結愛「さっきから何だよ、俺の顔に何か付いてるか?」龍太郎「いやすまねぇ、いつもそればっかり食ってるのにやたら美味そうに食うからよ。」結愛「大好物の美味いもんを不味そうに食えって言う方が難しいだろう。」 義弘による残虐な独裁政治が終末を迎えてから数日後、守や圭と一緒に松龍に来て初めて食べたこの「油淋鶏定食」に惚れこんだ結愛は店に来るとこればかり頼んでいた。龍太郎「そうだ

  • (改訂版)夜勤族の妄想物語   6. 「あの日の僕ら2」㉜

    -㉜ 高嶺の同級生との再会- 麻婆豆腐の追加注文が入ったので、龍太郎が必死に鍋を振っている横をお手洗いを済ませた守が浮かない顔をして通った。 守の表情を見た店主兼警視総監はさり気なく電話の内容について聞いてみる事にした。龍太郎「おい守、さっきまでの元気はどうしたんだよ。結愛ちゃんは何て言ってたんだ?」 結愛も守や正と一緒にちょこちょこ店に来ていたので龍太郎にとっては友達みたいなものだった為に普段から「結愛ちゃん」と呼んでいた。守「好美の事故についてだったんだけど、どうやら義弘が関与しているらしいって言ってたんだ。」 警視総監として義弘についてずっと捜査しているので龍太郎は勿論知っ

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