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第200話

Author: フカモリ
由紀夫は諭すように言った。

「離婚する気がないなら、なぜ真面目にやらん?なぜ内海の孫娘なんかと関わるんじゃ?」

祖父の言葉に、信行は深く息を吐き出し、ぽつりと言った。

「……これでも、機嫌は取っているんですよ」

子供の頃から滅多に弱音を吐かない信行が、今回ばかりは意気消沈しているのを見て、由紀夫も怒る気が失せたのか、吐き捨てるように命じた。

「なら早く仲直りして、これからは心を入れ替えろ」

そして、釘を刺すように付け加えた。

「ただし、真琴がどうしても嫌だと言うなら、無理強いはするなよ。これ以上、あの子を苦しめるんじゃない。

この三年間、お前はあの子に苦労をかけたんだ。財産分与に関しては、渡すべきものを一銭たりとも減らすな。セコい真似をしたら承知せんぞ」

祖父の最後の言葉に、信行は力なく笑って答えた。

「……分かっていますよ」

今や、誰一人として彼と真琴の関係修復に期待していない。

真琴の退職願には父親がサインしたし、祖父でさえ離婚を勧めるような口ぶりだ。

ポケットからタバコとライターを取り出しそうになったが、ここが病院であることを思い出し、信行はまた指を離し
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