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第51話:異世界転移特典多すぎ問題

Auteur: 大正
last update Date de publication: 2026-06-02 07:00:17

「セルフィに出会う前に鑑定ばあさんのところで鑑定してもらって、御同輩かって言われて鑑定が最初のほうに書かれていたんで、詳しく読み込まなかった俺が悪いんだが……これを見てどう思う、って読めないんだったな」

「とりあえずいっぱい書かれてることはわかります。こんなにスキル持ってる人いないかもしれないです」

「うむ……とりあえず内緒にしておいて、セイケツマホウというのが清潔にしておける魔法なら、もう石鹸は要らないかもしれないな。それどころか、もしかするとセルフィの髪をツヤツヤのサラサラにしてやれるかもしれないな」

「サラサラの……ツヤツヤ? 」

 セルフィがそんなの知らないって顔をしている。生まれてこの方味わったことのない清潔さと髪の毛のサラツヤ具合を確かめたら、もう普通の生活には戻れなくなってしまうかもしれないな。それは危ないが、俺としても本気で綺麗にした時のセルフィの破壊力というのも見てみたくはある。

「帰ったら試してみような。しかし、魔法のイメージか……妄想の力が必要ってことだよな? 」

「ご主人様

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     食堂に入り、適当に空いた座席に座る。「リンカさん、ランチ二つで」 イアンちゃんが早速注文をする。通い慣れてる感じがするな。「あらイアンちゃん、久しぶり。ここに来るってことはお客さんかしら」「そうです、お仕事です。なので美味しいところをお願いします」「うちはいつも美味しいところしか提供してないよ! 」 いつものお互いの軽口なのか、嫌みっぽいやり取りではなかった。他の有休消化者も似たようなやり取りはしてきたんだろう。しばらくすると、温かそうなスープと肉の焼いた塊、そして付け合わせのようなパンが出

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  • 有給休暇は異世界で   第4話:いざ、異世界

     翌日、俺は再びアザーワールド社に来た。異世界のしおりによると、こちらとあちらで荷物の持ち込みはできないらしい。が、唯一現金だけは持ち込み、持ち出しが許されるらしい。実際に説明された通り、現金だけはやり取りできるらしいのでまさに身一つで異世界に旅立つことになる。 会社について、受付で小鳥遊です、有休消化しに来ました、と告げると、太客を案内するモードに入ったのか、豪華な応接室に連れられてお茶と羊羹まで出てきた。せっかくなのでいただくことにする。 程よい苦みのお茶と、甘くしっかり砂糖が析出するまで練り込まれた羊羹。これでしばらくこっちの世界の甘味も味わい収めか

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    「面白そうですね。早速行ってみたいのですが、日程はどうなってますか? 」「ご興味あります? 異世界。詳細聞いちゃいます? 」「聞いちゃう。詳細、聞いちゃう」「じゃあ……少々お待ちください。今現地での行動のしおりを持ってきます」 溜めて……言わずに、現地での行動のしおりみたいなものがあるらしい。なんか修学旅行を思い出すな。 しばらくして、真新しい印刷したてのインクのにおいはするが、古めかしい紙に書かれた冊子を持ってきた。「えっとですね、まず

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