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第7話

Author: 金星鈴里
俺は、自分が育った児童養護施設を訪れた。

杉山先生が亡くなってから、この施設は資金不足のため閉鎖されてしまった。

かつては子どもたちの笑い声であふれていた小さな建物も、今ではすっかり荒れ果てている。

塀には青々とした苔が広がり、鉄門は赤茶けた錆に覆われていた。

門の前に立つと、自然と目頭が熱くなる。

まだ幼かった俺は、この施設の前に捨てられていた。

そんな俺を見つけて連れ帰り、家族として育ててくれたのが杉山先生だった。

先生は、俺の人生でたった一人の家族であり、唯一のぬくもりだった。

けれど俺が大学生になった頃、病に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

何一つ恩返しができないまま、この世で唯一の家族を失ったのだ。

先生はいつも俺に言っていた。

「秀樹くん、心に光を持った人になりなさい」

その言葉は、何年経った今でも胸の奥に残っている。

だから今度は、俺がそのぬくもりを守っていこうと思った。

三か月をかけて、閉鎖された施設を全面的に改修した。

そして、新しい名前を付けた。

――陽だまり園。

先生がかつて俺の人生を照らしてくれたように。今度は俺が、身寄りのない
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