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第7話

Author: マリモ
圭吾の部屋を訪ねたとき、私はもう最悪の覚悟を決めていた。

身体と引き換えに金をもらう。

せめて最期くらい、少しでもまともな形で人生を終えるために。

そんなこと、初めてではなかった。

いつものように上着を脱ぎ、シャツのボタンに手をかける。

そのまま大きなベッドの端に腰を下ろした。

圭吾は少し離れたところで腕を組み、そんな私を面白そうに眺めていた。

「本当にいいんだな?」

私は目を閉じ、黙って頷いた。

次の瞬間。

圭吾に手首をつかまれた。

けれど、乱暴なことは何もされなかった。

それどころか、外したボタンを一つずつ留め直していく。

「いくら必要なんだ?必要なだけ言え。もう二度と、こんなことするな」

一瞬、何を言われたのかわからなかった。

気づけば、涙が頬を伝っていた。

「……どうして、私なんかを助けるの?」

圭吾は私の隣に腰を下ろし、けだるげに笑った。

「水野さんは、ずいぶん記憶力が悪いんだな」

私は目を瞬いた。

そして、2年前のことを思い出した。

行く当てもなくなった私は、一人で闇カジノを訪ねた。

とにかく働いて、金を稼ぎたかった。

あのとき
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