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第16話

作者: ころころおなか
晴人が独自ルートで美優の居場所を突き止めた。彼女は事務所の本部にはおらず、海外のZ国へ派遣されているらしい。

その報告を聞いた琉生は、即座に諏訪家へと飛び戻り、Z国への渡航準備を始めた。

そして、晴人が美優の派遣先詳細を持って戻ってきたとき、琉生は彼女とのウェディングフォトを丁寧に額に入れ、壁に飾っていた。

一方、哲平も掃除中に見つけた帳簿を、琉生に手渡した。

「こちら、奥様のもののようです」

琉生が手帳を手に取ってページをめくる。そこには結婚後の5年間、美優が参加してきたすべての交流会や付き合いが克明に記録されていた。

誰に対して、何の目的で、いくら包んだかが一つずつ記されている。

流し読みをしていた時、ある項目にふと目が留まり、琉生の動きが止まった。

それは相手に御所人形を贈った時の記録だ。横に美優の小さな字でメモがあった。

【また、親から子供のことで小言を言われた。琉生がいてくれたらいいのに。彼は忙しくてそれどころじゃないけれど】

そこに綴られた最後の2文字が、涙でわずかに滲んでいるのが見て取れた。

そんな辛い思いをしていたのか?でも、自分には一言もそんな苦
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