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@8 — 追跡者の影(4)—

Auteur: 米糠
last update Date de publication: 2026-01-11 19:38:41

「……逃げられたか」

 ライルは悔しげに剣を納める。

 セリスも息を整えながら、周囲を警戒した。

 (帝国の追っ手……やっぱり、どこかで監視されていたんだ)

「セリス、大丈夫か?」

 ライルが振り向いて尋ねる。

「うん……大丈夫。でも、たぶんこれからもっと追われることになる」

「ああ……それに、あいつらが逃げたってことは、すぐに増援が来るかもしれねぇな」

 セリスはギュッと拳を握った。

 (このままでは、どこにいても帝国に追われ続ける)

 (だけど……私は、逃げるだけじゃなくて、真実を探しに行かないといけない)

 彼女は決意を新たにし、ライルを見つめた。

「ライル、《王の書庫》を探しに行こう」

「…&hell

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      @  霧の谷の戦い 霧の谷の奥へと進むにつれ、霧はますます濃くなっていった。視界は数メートル先すらも霞み、音さえも吸い込まれるように静寂が支配する。「まるで霧そのものが生きているみたいだな……」カイが周囲を警戒しながら呟く。「この霧は帝国の魔術師たちが作り出したもの。きっと私たちを惑わせるための罠よ」ミアが慎重に歩を進める。「もしこのまま奥へ進めば、向こうの思うつぼね」「なら、どうする?」ライルが低く問う。「……霧の発生源を探して、そこを潰すわ」セリスの瞳が鋭く光る

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