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第207話

Author: 清水雪代
智美は軽く笑った。「ほら、やっぱり何もかも変わってないじゃない。またあれもこれも、全て欲しがるわ。佐藤家の援助が欲しいなら、私まで手に入れようなんて思わないことね。正直に言って、そういうところ、本当に気持ち悪いわ。

佐藤さんがどうして我慢できるのかわからないけど、私にはさすが無理だわ」

そう言い終えると、彼女は祐介を押しのけて、真っ直ぐ前へ歩いていった。

そして、近くのレストランでうどん持ち帰りにして、オフィスで食べることにした。

するとまだ半分しか食べていないところに、望が高級そうな包装の持ち帰り容器をいくつも抱えて入ってきた。

彼女は思わず眉をひそめた。

望は手にしていたものを彼女の机に置くと、一つずつ開けていった。どれも色鮮やかで食欲をそそる、一目で高級な料亭のものだとわかる料理だった。

「さっき階下で人に会ったんだけど、どうやら上の階に来た渡辺社長らしいんだ!大企業を持ってるって聞いたよ!しかし、なんで急にここに移ってきたんだろうね。

彼、僕に会うなり、すごく長く話してくれてさ、秘書の人に頼んでたくさん食べ物を買ってきてくれたんだ。僕だけで食べるのもなんだから、
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