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第473話

Auteur: 清水雪代
悠人より二つ年上であることは、加恋にとって消えない棘だった。だからこそ、この数年は美容に大金をかけ、完璧な美貌を維持してきた。

だが、どれだけ自分を磨き上げても、悠人の視線が自分に向けられることはない。

そのとき、マーケティング部長の大久保駿(おおくぼ しゅん)が近づいてきて、愛想のいい笑みを貼り付けて、声をかけてきた。「夏井社長、後のアクティビティは全てペアで行うものなんです。僕とチームを組みませんか?」

駿は社内で唯一、加恋に堂々とアプローチしてくる男だった。

ルックスも悪くなく、如才ない振る舞いと巧みな話術で、加恋も彼を邪険にはしていなかった。自分を崇拝し、自尊心をくすぐる便利な駒として、手元に置いていたのだ。

しかし今、駿の気遣いは、かえって彼女を不機嫌にさせた。

本来なら、智美さえ来なければ、彼女は自然な流れで悠人とペアを組めたはずだ。

智美がしゃしゃり出てきたせいで、悠人とのペアは絶望的になってしまった。

駿も悪くはないが、悠人と比べてしまえば、月とスッポンだ。

彼女の態度は冷淡だったが、駿はめげずに彼女の隣に立ち、その沈黙を、同意と見なした。

今回の責
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