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第474話

Auteur: 清水雪代
「大したことじゃないよ。チームビルディングはもともと、社員のリフレッシュと親睦が目的だ。総務部長の大竹にも言っておいたよ。『今回は本格的な競技はほどほどにして、景品を豪華にして全員が楽しめるようにしろ』ってね」

智美は微笑んだ。「社員への福利厚生、手厚いのね」

目的地である郊外の多目的広場に着くと、雄一が最初のゲームを発表した――二人三脚リレーだ。

悠人は智美に尋ねた。「どうする?参加してみる?」

智美は目を輝かせて言った。「面白そう!やってみたいわ」

悠人は瞳を輝かせる彼女を見て、一緒にエントリーすることにした。

二人の足首が紐で結ばれる。息が合わないと転んでしまう単純だが奥深いゲームだ。

智美と悠人は試しに数歩歩いてみて、驚くほど息が合っている。これなら本番も期待できそうだ。

一方、加恋も駿とペアを組んでいた。

彼女は悠人の方を鋭い目つきで一瞥してから、駿に釘を刺した。「いい?私は絶対一位を取るわよ。足手まといにならないでよね」

駿は初めて加恋とこれほど密着し、彼女の香水の匂いに包まれて心が浮ついていたが、加恋の剣幕に押されてすぐに請け合った。「ご安心ください。
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