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【第2章・第11話】『初夜』の回避・前編

last update Petsa ng paglalathala: 2026-02-16 10:26:24

「——という感じで、後はもうとんとん拍子で話が進んでいってくれて、今に至るって訳だ」

「急に端折ったね⁉︎」

「だって、シルト王国での資金調達はモルジャーヌ公爵家を継承したラウエルが私財を投げ打ってまで用意したおかげもあってスムーズにいったとか、有象無象な魔物は各国の代表として参加した騎士や有志の冒険者達が引き受けてくれたから、そりゃもうアッサリと事が進んだとか、また更に長々と聞かされてもつまらないだろう?」

「いやいや、楽しいよ?十分過ぎる程に興味あるよ!冒険譚を聴く的な感じもあるし!」

 ずっと膝の上に座らされたままなレオノーラが必死に訴えたが——

「ボクと兄さん達が、ボクの実の兄姉達と実父を容赦なく殺した話なんか、本当に聞きたいの?」

 と言われて急に押し黙った。

 『魔族』達が今までやってきた行いを思えば『討伐』は当然の事に思えるが、それはあくまでこちら側の視点からの話でしかない。話を聞くに、人々にとって『天災』となった魔族の大半は膨大な知識を受け止めきれずに精神崩壊を起こし、そこに『好戦的』という『当代の魔王が持つ性質』の影響を受けて暴走に至ったようだから、ひっそりと
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