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*六ノ二

last update Last Updated: 2025-09-05 18:00:05

「気の持ちようとは、要は慣れの問題ではないかと思うのです」

「慣れ? 僕が、慣れたらいいということですか?」

「神子様はこちらの暮らしにも、神事にも不慣れでらっしゃいます。ですから、我々とひとつ屋根の下に暮らしつつ、我々と触れ合うこと事態にまずは慣れて頂こうかと」

「そうすりゃあ、神子様は俺たちとまぐわえるって言うのかぃ?」

「まあ、いずれは。松葉だって昨夜わかったでしょう、無理を強いては何にもならぬと」

「……それは、まあ……でもよぅ、そんな悠長なことでいいのかぃ? 患者はどんどん増えてるってのによ」

 松葉の心配ももっともである。楓がふたりとの関わり方に慣れ、セックスを出来るようになるまで……など、そんな猶予があるのか、楓も気になっている。猶予がないと思われるから、昨日の強引に事を成そうとしたのだろうから。

 常盤はそれでも、意をひるがえす様子はなく、「そう、案ずることはないと思います」と言うのだ。

「急いては事を仕損じる、と言うでしょう。神事は神子様のご負担になりかねないことですし、何より、無理を強いて治癒力を得たところで、それ自体に効果が期待できるとは、私は思いません」

 診療所を開き、実際に患者たちと向き合っているからか、常盤の言葉には説得力がある気がする。松葉もそれ以上言い募る気はないのか、口元に手を宛がって考え込んでいる。

「それに、あなただって、ただ交われば事が済むほど簡単じゃないと思っているからこそ、神子様との住まいを、と申したのでしょう、松葉」

 共同生活を提案してきた言い出しっぺの松葉に、確かめるように常盤が尋ねると、松葉は溜め息交じりにうなずき、答える。

「まあ、そうだ。昨夜の神子様の様子を見てたら……ただまぐわって終い、ってことにゃならねえ気がしたんだよ。神子様は、花街の女より、うんと儚えんだってな」

 そう言いながら、松葉は一歩楓の方に近づき、「触ってもいいかぃ、神子様」と尋ねてくる。その眼はやさしく、昨夜のような獰猛どうもうさはなかった。

 楓が恐る恐るうなずくと、松葉はそっと、まるでガラス細工にでも触れるような優しい手つきで楓の頬に触れてくる。

「俺ぁよ、見ての通りすぐカッとなるし、常盤みたいに頭で考えるより、先に手が出ちまう。それでもな、神子様。俺は神子様の力を借りて、大事な奴らを助けてやりてえんだよ。その為に、俺とまぐわっちゃくれねえかな。もちろん、いますぐじゃなくていいからよ」

 慈愛と、同じくらいの悲しみが含まれた金色の垂れた瞳の眼差しに、楓は絆されるように小さくうなずく。荒々しくて、獰猛とさえ感じていた彼への印象が、ゆっくりと変わっていくのがわかる。じんわりと甘い痛みのようなものを感じ、涙腺が刺激されそうだ。

「ほら、常盤からもちゃんとお願いしろよ」

 楓がうなずいたのを見て取ると、松葉はふいっとその手を離し、常盤を促す。

 常盤は、「お前に言われなくても」と、苦笑し、「失礼いたしますね、」と前置きして、楓の頬に同じく触れた。

「松葉の言うとり、我々では、禍の病はいかんともしがたいのです。松柏の民を救うために、神子様の御力をお貸しくださいませんか。その為には、私や松葉と交わる神事を行わなくてはなりませんが……」

 長い睫毛の愁いを帯びた青い目に、楓の胸がきゅっと締め付けられる。先程の松葉の眼差しに覚えた甘い傷みに似ているようで少し切ないそれに、楓の涙腺はついに限界を超え、一筋の涙をこぼす。

「僕で、いいんでしょうか……僕は、その……昨夜みたいなことになっちゃったのに……」

 震える声でこぼした言葉を掬い上げるように、松葉と常盤の手が楓の者に重ねられ、握りしめられる。思わず顔を上げると、潤んだ瞳が、じっとこちらを見ていた。

「あんたがいいんだよ、神子様」

「あなた様しかいないのです、神子様」

 縋るように求められ、楓は言葉にならないたぎる様な熱い感情を覚え、溢れる涙が止まらない。一度期待を裏切り、失望冴えさせたかもしれない自分に、ここまで縋るように願ってくる者たちを、無下にできるほど、楓は無慈悲な人間ではない。

(なによりこれは、僕の夢でもある、動物の役に立つ、ということに近いことなのかもしれない――)

 半獣と動物は違うのではないか、とも言われるかもしれないが、何某かの役に立てるということに変わりはない。

「じきに慣れていきゃいいんだ、神子様」

「ともに成していきましょう、神子様」

 美しい瞳に見つめられながら差し出された言葉に、楓は大きくうなずき、そっとその手を握り返す。すると二人は受け止める証しのように、楓の手を取り、その指先に口付けるように甘噛みをする。驚いて目を瞠っていると、二人は苦笑して答えた。

「こいつは、この国での誓いの証しだ」

「誓いの、証し……」

「我々は神子様とのお約束を必ず守るということです」

 半獣ならではの忠誠の示し方を知り、楓は取られている手が指先から熱くなっていく気がする。それが二人の持つ熱意なのか、他意があるのかは、楓にはわかりかねた。

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