Masukハイエルフのマリは幻樹の森に住んでいる そんなマリと使い魔のマチ、エルフのジェイドと3人ののんびりまったりライフ。あれ…?この世界って魔王とか出るの…?
Lihat lebih banyak翌日、畑に植えていた野菜の様子を見に来た。だいぶ成長し、そろそろ収穫時期を迎える頃だ「あともう少しかな」「収穫が楽しみだな」これらを収穫したら、マリは野菜スープを作る予定だ。もう少しの辛抱だ「ご主人、言いたいことがあるんだ」と、マチが急に話し始めた「俺は悪魔ではあるが、今はご主人の使い魔だ。だから魔王と戦う時は俺も共に戦う」「それでいいの?」「あぁ、これは俺が決めた事だ。それに…俺はご主人の事を好いている。心から」突然自身の胸の内を明かしたマチ。「そっか、ありがとう。私も好きだよ」マリも好きだ、と言い返した。マリの「好き」はどういう意味の「好き」かは分からないが、同じだといいな、と思うマチなのだった。そう思った途端に体がぐわっと暑くなった。「わぁ、マチ。顔真っ赤だよ」「そ、そうか」マチはそっぽを向いてマリの方を見れなくなってしまった。そのまま家に帰ってくるとマチは部屋に籠ってしまった「マチ、どうしたんだろう」「何かあったのですか?」「いや、マチが私の事好きだって言ってから変になった」「え?は?告白ですか…?それって告白ですよね」「そうなのかな?わからないけど」ジェイドは苦しそうな顔をした「私を差し置いて…」ジェイドは真剣な顔をしてマリの手を取った「私、マリ様の事好きなんです。大好きです…だから…」「そっか、ありがとう。私も好きだよ」「マチさん何かより、私の方が好きです…」「そうなの!嬉しい。私も大好きだからね」喜びの表情を見せるマリと恥ずかしさで蒸発してしまいそうなジェイド。部屋の隅で縮こまってしまった。「今日、なんか2人とも変だな…」よくよく思い返してみるとマリとダリアは別のティーを飲んでいたが、マチとジェイドは同じティーを飲んでいた。そういえば、告白薬を作ったポッドで2人はティーを入れていたんだ!と、今になって真実に辿り着いたマリ。「なるほど…そういう事か」すぐに解毒剤を2人に飲ませたが、飲ませた後も様子は変わらなかった「恥ずかしいな…」「はぁ、なんて事を…」(ご主人様、こう言うの結構鈍いんですね…2人は本気で言ってたと思うんですが…)ダリアだけは真実を知っていた。2人は本当のことを、心から思ったことを言っただけだ。それに気づかないマリは鈍感なのだ。そもそも告白薬は思った事を言ってしまう薬だ
さぁ、今日はついに大晦日だ。料理を大量に作って祝わなければならない「ついに大晦日だね」「今日は天気がいいな」雪は降らないようで、年越し花火も見に行けそうだ「豪華なご飯…楽しみですね!」「花火が楽しみです!起きていなくちゃ」ジェイドとダリアは2人揃って今日を楽しみにしていた。マリは友達などに手紙を送った。これが明日届くのだ「明日は元旦か…早いなぁ。年越したの最近のことだと思ってたのに」そう、1年はあっという間なのだ。特にマリにとっては昨日年越たばかり、みたいな感じだろう「あ、正月飾りを出さなきゃ」正月飾りは古代樹の葉と月光樹の葉、それに赤と白が基調のリースだ。これを玄関に飾ると1年間の福を呼び込むと言う。そして朝ごはんと昼ごはんはパンで、あっさりしたものを食べた。夜にたらふく美味いものを食べるためだ「そろそろ夜ご飯の準備するね」「ご主人様、私も手伝います」「俺たちにも手伝わせてくれ」みんな一緒に料理を作る。リクエストがあったシチューにマルゲリータ、カニはもちろん、お刺身やアップルパイ、フルーツの用意もする。料理をしている間にあっという間に日が落ちる。「みんな先にお風呂入っちゃおうか」順番にお風呂に浸かり、温まる。上がったら豪華な料理が待っていた「ほら、みんなが頑張って作った料理だよ!たんとお食べ!」「こうやって見るとすごい量だな!よし、頂こう」「う~ん!このシンプルなピザがたまらないんですよ」「カニ美味しい~!身が詰まってプリプリ!」「ご主人の作ったシチューは世界一美味い!」「うん!アップルパイ美味しくできた。甘さと酸味がちょうどいい」みんなでワイワイ、テーブルを囲んで食べる食事は別格に美味しい「ん!このカニ美味いな」「本当ですね!カニ味噌も美味しいです」「よし、シャンパン開けようか!」大人はシャンパン、ダリアはもちろんジュースで「待ちきれずに食べちゃったけど…乾杯!」「乾杯!!」暖かい部屋で飲む冷たいシャンパンとジュースは即座に体へ染み渡る「くぅ…美味いな」「はぁ、美味しいですね~」「ぶどうジュース美味しいです」ごくごく「1年ももうすぐ終わるね、あっという間だ」年が明けたと思ったら、もう年越しだ。ダリアにとっての1年は長いかもしれないが、マリ達にとっての1年は本当に短い。これが圧倒的な年の差なの
クリスマスパーティーから一夜明けて、片付けをしている。ジェイドは二日酔いで唸りながらベッドで横になっている。さすがに心配なので、マリが何度も様子を見に来る「大丈夫、具合悪い?」「気持ち悪くて頭が痛いです…昨日の記憶がありません…」「二日酔いを治す魔法薬を作らないといけないかな」「ううーん……」ジェイドが酒臭い。1度飲むと止まらなくなってしまうタイプだ。マリが水に砂糖と塩を加えた経口補水液を作って持ってきた。「飲めそうだったら飲んでね、脱水しちゃうから」 「はぁ…い……」和酒だと、あんなに酔ってしまうのか。それにしても昨日は凄まじかった。歌を歌い突然脱ぎ出し、真冬の外に出ていこうとした(昨日の記憶ないのか…面白かったのになぁ)「昨日の夜中は散々だったな、ご主人とダリアの前で脱ぎ出すなんて」しかも下着まで「私は面白かったよ」「私は見ていられなかったです…」「ご主人の前で、だぞ!?自分だけ脱ごうだなんて許せない」 「え…え…?」話が脱線しすぎてダリアが混乱している 「うん、マチもまだお酒残ってるのかな…」「俺は至っていつも通りだぞご主人?」「そっか…そっか………」 頭を悩ませるマリ。大丈夫なんだろうか~クリスマスツリーも装飾も全て片付け終わった「次にくるのは大晦日だね」「今年もあっという間だな」「大晦日は花火があがるんですよね!」そう、ダリアの言う通り新年を祝う為に各地で花火があがる。冬の夜空に散る花火は、星と相まって美しいのだ「今年は頑張って起きていられるように頑張りたいです」 「無理はしないでね」「そうだぞ、育ち盛りなんだからな」クリスマスから大晦日はあっという間に過ぎていく「大掃除しないとね」「そうだな。俺は背が高いからホコリ落としだ」「私、掃除得意なので!任せてください!」一方その頃ジェイドは…トイレから出られなくなっていた「うう……」ドンドン、とマリがドアを叩く「ジェイド!大丈夫?」「気持ち悪くて…トイレから出られないんです」「そうだな…薬作った方が良さそう…」急遽マリは二日酔いに効く魔法薬を作ることにした。ムーンウォーターに賢者の実、時の欠片、月光樹の葉、ブライトニングハーブにハツカヨモギ「それと、マンドレイクの葉に黄金クローバーをいれて…」グツグツと大釜の煮える音がす
幻樹の森から西に30分歩くと、光の街と言われるシンシャ街がある。そこの冒険者ギルドへ何年かぶりに顔を出す「久しぶり」ギルドの受付嬢であるエルフが目を見開いた「あらマリ様!お久しぶりでございます!ギルドマスター!マリ様がお越しですよ!」ギルド内がドタバタし、あちらこちらからコソコソ話しが聞こえる「あれって噂の…」「永玖の守護者!?SSランクのパーティーじゃねえか!」扉から出てきたのは茶色い髭を伸ばし、背は低いのに屈強なドワーフだ。「お前たち久しぶりだな!」「久しぶりだね、ゼヒネル」ゼヒネルと言うこのドワーフこそギルドマスターである「今日は何しに来たんだ?」「魔法薬と材料を買い取ってもらいたくてさ」「よしわかった!こっちへ来い」連れてこられたのは買取専門コーナーだ「今日はどんなものを売りに来たんだ?」「回復薬に透明薬、記憶薬、無眠薬…それと」「すごい量だな!」「あと、エンシェントドラゴンの爪と牙ににヘルハウンドの爪、ダイヤウルフの皮…あとミミックから出てきた宝石」「おお…これはすごいな」量が多すぎたのか応接室に案内されたのだった。どれもこれも高額で買取できるほどの品質でこれ以上のものは無いだろう「買取に少し時間がかかるが…それでも良いか?」「うん、街を探索してるからいいよ」ギルドを後にすると魔鉱石店に立ち寄った。マチは鉱石が好きだからだ「どれも良い品だな…」見極めている。特に星写しの魔鉱石に目をつけた「これは高純度の魔鉱石だな…しかも取れる場所がとにかく少ないんだ」(マチは石を見ているだけで楽しそうだなぁ…)マチは星写しの魔鉱石を買った。夜になると石の中に星座が写し出されるものだ。続いて紅茶の茶葉が売ってる店に来た。ジェイドが何かを買うらしい。「食べられるフルーツティー!?こんな物があるなんて…薔薇の紅茶もいい…買います!」こうしてジェイドは紅茶の茶葉を手に入れた。続いて向かったのはダリアの大好きなぬいぐるみの店だ「二ーブールのぬいぐるみ…可愛い…」二ーブールは主に綺麗な川に生息する動物で、カワウソに少し似ているのだ 。ダリアは二ーブールのぬいぐるみを購入し、とても満足そうな顔をした「よし、そろそろギルドに戻ろうかな」「ご主人は何も見なくていいのか?」「私はみんなの幸せそうな顔が見れて満足だよ」そ