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第1079話

Author: 栄子
「ゆっくり飲んでよ。酔っちゃうぞ」

「誰を相手にしてると思ってるの!」音々は輝をちらりと見て言った。「私、ワイン3本からが本番よ!」

輝は黙り込んだ。

ビール3杯でダウンする彼は、何も言えなかった。

「一口だけ飲んで、気持ちだけ味わって」そう言いながら音々は自分のグラスにワインを注ぎ、再びグラスを上げた。「​2杯目、末永く幸せになれるように、そして子宝に恵まれるように!」

再びグラスが軽く触れ合う。輝は眉をひそめ、強調するように言った。「女の子に恵まれるようにしないと!」

音々は少し驚いた後、苦笑した。「分かったわ。じゃあ、あなたの言うとおりに」

彼女は再びグラスを傾け、ワインを飲み干した。

輝も形だけワインを口に含んだ。

音々が3杯目を注ぐのを見て、思わず眉をひそめた。「音々、ステーキにはまだ一口も手を付けてないのに、もうワインでお腹いっぱいなんじゃないか?」

「大丈夫よ。3杯目も飲んでから食べるから」音々は再びグラスを上げ、言った。「この3杯目は、あなたによ」

「私に?」輝は理解できなかった。「どうして?」

「私の出自を知っていても、あなたの家族が私たちを認
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