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第1383話

Author: 栄子
「受け取るのに理由がいるのか?」哲也はそう言って薄い唇の端を上げ、深い眼差しを彼女に向けた。「じゃあ、あの夜の記念品ってことでどうだ?」

優希は言葉に詰まった。

彼女は深く息を吸い込み、拳を握りしめた。「新井社長、二度とあの夜のことは言わないで。あれはただのアクシデントよ。私は気にしてないから、あなたも忘れて!」

すると哲也の口元から、さっきまでの笑みがすっと消えた。

彼は優希を見つめた。その深い瞳は暗く沈んでいった。「気にしてないと?」

「ええ」優希は冷たく笑う。「ただの一夜限りの関係でしょ。いつまでもこだわってるなんて、器が小さいわね」

女に、「器が小さい」と言われて、黙っていられる男がいるだろうか。

ましてや、哲也のようなプライドの高い男ならなおさらだ。

これまでの人生で、彼がこんな屈辱を味わったことは一度もなかった。

まさに初めての経験だ。それも、相手は一人の女だなんて。

哲也はうなずくと、薄い唇の端を吊り上げて冷たく笑った。「よく言った」

だが、優希は何も言わず、ただ冷淡で頑なな表情を浮かべていた。

それを見て哲也は腹の底で煮えくり返る怒りを抑え、背を
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