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第380話

Penulis: 栄子
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悠人の送り迎えはいつも柚が担当していた。

しかし、ここ数日、柚がインフルエンザにかかってしまい、微熱が続いて体調が優れなかったため、誠也は運転手の陣内に送り迎えを頼んだ。

その日、遥は、学校の前に早めに到着して悠人を待っていた。

高級車から悠人が降りてくるのを見ると、すぐにサングラスとマスクを着用し、急いで車から降りて駆け寄った。

「悠人!」

悠人は足を止め、幻聴かと思ったが、首を横に振って歩き続けた。

「悠人、私よ!」

遥は悠人の腕をつかみ、「お母さんだよ!」と言った。

腕をつかまれた悠人は、仕方なく振り返った。

目の前にいる、全身を覆っている女性を見て、悠人は驚愕した。

本当に母親だ。

しかし、4年前に遥が何も言わずに去ってしまったことを思い出し、喜びは怨みに変わった。

彼は力強く遥の手を振り払い、「あなたなんて知らない」と言った。

「悠人!」遥は再び悠人の手をつかみ、焦った様子で言った。「お母さんが悪かった。でも、あの時は仕方がなかったんだ。学校に遅れるだろうから、授業が終わったらまた迎えに来るね。美味しいものを食べに行こう。そして、4年前、なぜ何
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