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第431話

Auteur: 栄子
「母にだって、お前を叩いた賠償金は払わせ、直接謝罪にも行かせた。それでも許してもらえなかったのは仕方ない。だから、昨日、母を国外に送り、今後、俺の許可なしに国には戻れないようにした」

誠也は一歩前に出て、ポケットから青いベルベットの宝石箱を取り出した。

箱を開けると、大きなダイヤモンドが光を浴びて眩く輝いた。

綾は眉をひそめた。

これって、誠也が遥に贈った指輪じゃない?

「お前と結婚式を挙げると約束した。この指輪は、俺が特別にオーダーメイドした世界に一つだけのものだ」

「誠也、嘘をつくにしても小道具を変えるべきよ」綾は彼を見て皮肉った。「この指輪は桜井のインスタで見たことがあるんだけど、彼女にプロポーズした時の指輪なんでしょ!今更、こんなものを見せて、私を挑発してるの?」

誠也は一瞬たじろいだが、すぐに我に返った。

「どうやら、遥には俺の知らないことがたくさんあるようだな」誠也は多くを語ろうとはしなかった。

彼は指輪を取り出し、綾の前に差し出した。「内側を見てほしい。お前のイニシャルが刻まれている。この指輪の持ち主は、ずっとお前だったんだ」

「本当か嘘かは、もうどう
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