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第750話

Author: 栄子
男の視線は熱く、目に宿る深い愛情は無視できないほどだった。

綾は片方の手で誠也の肩を軽く叩きながら、「落ち着いて。まずは治療が先決よ」と言った。

誠也は手を離し、それ以上何も言わなかった。

彼はただ、綾に自分の決意を伝えたいだけだった。

しかし、綾がすぐに自分を受け入れてくれるとは思っていなかった。

だって、二人の間にはまだ、はっきりさせていないことがたくさんあったから。

綾は看護師に誠也のことを頼むと、救急外来を出て入院病棟へと向かった。

......

一方で星羅は高熱を出して、ずっと意識を失っていた。

丈は片時も離れず、付き添っていた。

綾は、自分が何かをしなければならないと感じていた。

綾は丈を見ながら言った。「佐藤先生、実は星羅がずっとあなたに隠していたことがあります。でも、ここまで事態が大きくなってしまった今、あなたにも話しておかないといけなくなりました」

丈は綾を見て、心に不安がよぎった。

「星羅は鬱病なのです」

丈は言葉を失った。

しばらくして、丈はようやく口を開き、重苦しい声で言った。「いつからのことですか?」

「正確な診断時期は私もよく
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